その感情は海を渡り空を飛び、ヨドバシカメラにて定住
AM5:00、喉の痛みで目が覚める。唾を飲むと激痛。私何か悪いことした?
したのかもしれない。
何も悪いことをしていないという前提で生活していることが、そもそもすごく悪いことなのかもしれない。
でもその代償がパンパンの喉なのは罰のベクトルが違うというか、痛〜〜〜!!
耳鼻咽喉科、GO
病院の裏口からコロナウイルス専用のキンッキンに冷えた検査室に連れてかれる。
事前に電話で診察したい旨を伝えたところ、時節柄、正規の診察をするためには一旦コロナに罹っているかどうかを医師が判断する必要があるらしい。
「しばらくお待ちください」でしっかりしばらく待たされる。
途中でマジで関係ない人がドアを開ける。すぐに閉める。誰なんだ。
かなり待たされる。
すごい待たされる。
待つね〜。
なんなんだ、いったい。
今耳鼻科医育ててる最中なの?
俺あと11年待たなきゃいけないってこと?
ふざけんな。
すごいスピードで医者がやってくる。
私の鼻の穴と口かっぽじって数秒で「これコロナじゃないね!オモテから入っていいよ!」と言い、消えていった。
30秒も時間かからなかった。つむじ風?
表口から病院に入り、待合室。
途中おじいちゃんが「耳掃除をしてくれ」と受付に言い、待合室に入ってくる。
俺は扁桃腺がパンッッパンで限界なんだわ。一刻争うパンパン具合なの。福祉を盾に耳かきしに来ないでくれ。
別に良いのかもしれないけど、何故かあくせくしていた。俺は。
診察。
声ガラガラの気前のいい先生に「すっごい腫れてるねっ!」と言われる。
医学的にもパンッッパンだったらしい。
喉パンパンに良いらしい点滴を受ける。
「すごく治されてる感」でどっと安心が押し寄せる。
点滴されながら天井を仰いでいると、妙に自分が弱っこい奴に思えてきた。
喉パンパンに良いらしい薬をもらって帰宅。
帰り道、すれ違う人がみんな知り合いに見えてくる。
雑炊を作って食べようとするが、喉が痛すぎてかなりしんどい。雑炊無理なら、もうほぼ無理だろ。
何?霞食えつってんの?
死ぬわ。
昨日もらった栄養ドリンクをウイスキーみたいにチビチビ飲む。そっちのほうが効きそうだから。
本当に喉が痛すぎて、唾を飲むたびにマイケルジャクソンみたいな挙動になる。
ポップスターじゃん。
武道館立たせてくれ。
点滴、効き始める。
すごいぞ点滴。まじで痛みが1/25スケール。ちょっと高いプラモデルみたいなサイズ感。
固形物もガッチリ食える。
ウオー、生(アライブ)
快方の兆し。俺は1500里先のメガ・ドンキホーテまで見ることができる。凄すぎ。
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