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"傾聴力" を紐解くと
傾聴力は使わないと衰える、
と最近気づいた。
傾聴 とは、相手の話に耳を傾けること。
そこに"力" がついているってことは、ちょっとスキルが求められてるってことだ。
どんなスキルかということを、私なりに解釈してみる。
傾聴力があるなって思われる瞬間はどんなときだろう。
ついペラペラと話したくなる雰囲気をつくれること?
引き出す能力が高いこと?
返しがうまくて、欲しがってる言葉をかけてあげられること?
それもそうかもしれない。
でもすべて、結果的にそう感じるものだから、傾聴力ではなく「この人のキャラクターかな」と紙一重に判断されてしまうのは、ちょっともったいない。
私が理想とする傾聴力は、
・相手の話を、集中して聞く。
・顔色やそぶり、口調に意識を向ける。
・俯瞰して、受け止める。
この姿勢を基本として意識すると、
・どうしてその言葉を選んだんだろう。
・なぜこの話をしてくれているんだろう。
・一番理解して欲しがっていることはなんだろう。
・この話をどの展開にもっていけば、この人のプラスになるだろう。
という視点で、話を受け入れてあげることができる。
つまり、相手の満足度を高めてあげられるチャンスが作れる。
キャラクターを超えるのだ。
そのあとどんな返しがいいのか、については、また今度触れることにする。
とにもかくにも、傾聴力とは、
耳で言葉を聞きながら、目で表情を追って、頭で解釈するわけだから、そりゃあスキルも経験もだいぶ必要だ。
でもこれは、
別にカウンセラーじゃなくたって、
学校の先生じゃなくたって、
営業職じゃなくたって、あって損はない。
生きていくなら、
周りの人を理解してあげたいなら、
誰かを支えたいなら、
傾聴力は高いに越したことはない。
特に2020年からは、
コロナ禍で、人との関わりや会話が少なくなった。
会う人も限られるようになった。
そんな中でも、傾聴力は大切にしたいなあと、改めて実感した。
辛いときこそ、相手の真意を理解してあげられる奴、でいたい。
理解して欲しいなら、
まず相手を理解せよ。
そういう心意気で、人と繋がれたら。
どうでもいいけど、
耳を傾ける っていう日本語って、
めちゃくちゃ粋だ。