続きを書くために

「小説を書く!」と高らかに宣言して、さて、書きだそうとしたものの、noteって小説ごとに記事としてまとめることができないのですね。そんなことさえ知らずに力みかえり、たいへんに恥ずかしい。

というわけで、「カクヨム」の方にもアカウントを作ってみました。https://kakuyomu.jp/users/kotonarix

そこで、過去書いたものや、これから続きを書こうと思っているものを晒しはじめております。

でも、このnoteのレイアウトは気持ちいいのですね。なんだか、書きたい、という気にさせてくれます。書きやすくなるよう、きっと計算されているのだと思います。

ですので、たまに、よしなしごとを書きに訪れたいと思います。

noteに書きこむことで、ひさびさに感想コメントなどもいただきました。ありがとうございます。

その中で、幼ない頃から小説を書いていた、ということをほめていただいたのですが、ふと、自分の小説(的なもの)の書き初めはいつだったかなと思い返してみました。

「小説を書くということ」でも触れました通り、漫画家に憧れていながら、漫画を書くという壁を越えることができず、「文字で物語を書く」方向に転換し、高校一年生の春休みに最初の作品を書き終えた、というのが「わが小説の書き初め」となるわけですが、それよりも前に「小説的なもの」を書いたことが、まったくなかったわけではなかったのです。

ただ、それは小学校の国語の授業での「おはなしを書いてみよう」という課題でありまして、教科書に書かれた島の地図を題材に、自由にお話を作れというものでした。

興が乗った自分は、国語の授業の時間だけでは足りず、家に帰っても続きを書きつのり、ついにはノート一冊をまるまるその「お話」に充ててしまったのでした。お話としては、その島に流れ着いた主人公が、島の秘密――恐竜がなぜかそこでは生き延びていたというだけで伏線も何もなし――を知り、友人と共に島の脱出を図るが、大渦巻に巻き込まれそうになる、というもので、何のことはない、ドイルの「ロストワールド」とポーの「メエルシュトレエムに呑まれて」をくっつけたようなものでしたが、書いている間の自分はたいそう幸せだったろうと思います。

一応、その国語のノートは先生に提出しましたが、呆れられたのかどうか、講評も特に何もなく、我が生涯の処女作は闇から闇に消えたのですが――それでもその出来事は自分の記憶に強く刻まれています。

そう、お話を作ること、それを書くことは楽しいことなんです。

小説としてまとまったものを再び書くのは、「小説を書くということ」で述べた通り高校生になってからのことで、数年の時を隔てての事になるのですが――

……いや、小説を書く書く言って、ちっとも書かないものですから、書き出すきっかけになりそうなエピソードを引っ張り出してみました。

おかげでちょっと書けそうな気になってきました。

それでは、小説に、つづく。(つづくのか?)


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