カラープロファイル設定の話(MacBook Air 2020において)
Macの"ディスプレイ"環境設定にカラープロファイルがあります。
カラープロファイルを変えると、"画面の色味"が変わります。
とはいっても設定がたくさんですね。
これ選択する必要あるの?どれがいいの?と違いがわからず、
結局いじらないままが無難と落ち着きがちです。
個人的にいろいろ見比べてみた私の結論は、
現時点では総合的には[Sidecar Display]です。
⬆︎これが答えだ!とは全く思っていません。
お使いになる主目的によって"疲れにくさ"とか"感動度合い"とか
重視するものが人によって変わってくると思っています。
ざっくりと求める画質を描くと、
・仕事なら"色が淡白で眼が疲れにくい"設定
・写真や映像鑑賞が目的なら"色が鮮やか"で"黒が漆黒を求める、
あるいは黒潰れさせずにいろんな黒の表現を求める"設定
にするのが私は好みです。
そのなかで[Sidecar Display]は少し色が濃いので若干眼は疲れるんですが、
まぁ動画鑑賞にも割と良いオールマイティに近い設定かなと感じます。
(こっちの方が良いよ〜といったご意見あればコメント欄までお願いします。)
色は知るほどに奥が深そうで、時間があれば勉強してみたい分野です。
通常液晶は8bitです。
(1bitは"0と1"の2パターンを表現できます。8bitは数字が8つ並んだ塊なので、2の8乗=256パターンの表現ができます。1画素中のRGBそれぞれが8bitの信号で構成されているので、液晶は1画素あたり256の3乗=16,777,216色が表現できます。)
ですが、それで自然界の全ての色を表現できるわけではありません。
bit数を増やしていけば表現できる色の種類は飛躍的に拡大できますが、そのたびに世界規格を作ったり、そもそも膨大な信号をリアルタイムで処理できるようにするのは大変だったりするのでしょう。
なので、市場に出回る液晶の多くが8bitまでしか対応していない中で、"如何に広く豊かな色の範囲を表現するか=色域の規格が多数生まれた"ということなんだと思います。
その数ある中でどの色域、カラープロファイルを選択するかが、現状精一杯できることです。
この先放送電波は8K12bitとかになっていくらしいです。
画素数も1画素あたりの情報も増え、その情報量は果てしなく増えていきますが、人間の五感はどこまで見分けがつくんでしょうか。
もう最後はカラープロファイルとは関係ない独り言になりますけど、
化学技術や我々の欲求はどこまでいったら底をつくんでしょうね。
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