Bing wars(マスターデュエルの国際リーグ戦)出場記録
はじめに
こんばんは。
マスターデュエルの海外のリーグ戦であるBing warsに出場してきました。https://discord.gg/tM4q4erT
基本的なルールは
・6人以上のチームを組んで登録する
・スターディングメンバー3人、控え1人を選ぶ
・お互いのチームが選んだひと同士でサイドありマッチ戦のデュエルをする。2人が勝ったチームがそのラウンドの勝者となる。
・負けたチームはメンバーとその座る席を自由に入れ替えて次のラウンドに進む。
・2ラウンド先取したチームの勝利。
という感じです。
参加費がチームで60ドル必要で、優勝チームには500ドル、準優勝チームには200ドル、3位のチームには次大会無料で出られる権利が送られます。
この大会に以前から所属しているチーム、三戦の才で参加することになりました。
あみたぬ@amitannu_
ほっけ@romin_mimi
ワルダイエル@waludaielu
理瀬@namaedoushiyoo
ややチキ@kentouzyu_
の5人と私を合わせた6人のチームです。
が、ややチキさんは諸般の事情で出られないことがほとんど決まっていたため実質5人での参加となります。
他チームは10人以上いるチームも多く、当然こういうのは人数が多い方が有利なためまあまあ厳しい状況です。果たしてどうなるか…
一週目
一周目ということで全く相手チームの傾向がわからず、とりあえず無難に(?)シャドールを使うことに。
この頃は暴走魔法陣の強さを評価して召喚シャドールを使っていました。
サイドはスプライトとデスピアを重く見た形と思われます。
この週は永続罠が改訂された直後であり、永続デッキへのガードが下がっているであろうことを見越してチームメイトはルーンとエルドリッチを選択しました。
CIJ→私です。
対戦相手が遅刻したりとか色々ありましたがなんやかんや勝ち。
流石に相手のデッキは予想通りでしたね。
2週目
先週永続デッキを持って行ったことにより多少なりともそれらを意識するだろうということで、展開デッキを持っていこうという流れになりました。
相手チームに日本人であるみつきまるさんがいるということでシャドールの存在も意識されそうな気がしてあまり使いたくなく、新しいデッキを組むことにしました。
私が選んだのは鉄獣スプライト。超融合を食らわない展開系であり、誘発をたくさん積めて、Gストップも比較的しやすい。
ルートが多いのとミスのリカバリが効きづらいので結構難しめのデッキと感じましたが、数日間練習してました。
誘発のチョイスを全体的にデスピアに効くものに揃えつつ、着地狩り対策のガスト採用などデスピアを意識した構成。
鉄獣スプライトはマスカレとマスカレから出す高リンクを採用していることが多いですが、超融合が効かないことを理由に組んだデッキなのに超融合が効くようにしてしまうのは理に適っていないということでエクシーズに枠を使いました。
相手も割と展開系寄りのオーダーでしたがしっかり勝ち。
4人とも展開系なの、冷静に考えて意味ないので誰か1人は展開系でないデッキを持っていくべきだったよなと思います。
鉄獣スプライト、感触良いですし折角組んだので何もなければ今後しばらく使い続けていこうかと思いました。が…
3週目
ティアラメンツ襲来。
キトカロス死後の環境でティアラメンツに負けた鉄獣スプライトがキトカロス生きてるティアラメンツに勝てるわけない(しかもスプリンドがないので不完全体)と思ったため鉄スプは早々に見切りをつけて新しいデッキを探すことにしました。
この手の一強環境は3つの選択肢があります。
ティアラメンツを使うか、ティアラメンツをメタったデッキを使うか、ティアラメンツをメタったデッキに有利なデッキを使うかです。
まず、3つめのティアラメタに有利なデッキという選択肢は最初から切っていました。
ランクマと違いティアラばかりなのは想像出来ますし、環境変わったばかりで相手の傾向が掴めない以上リスクとリターンが見合っていないからです。
ならばティアラメタに完全に寄せるのがいいか…となるとそれも怪しいところ。海外チームは割と色んなデッキを使う印象があるので不安です。
そんなわけでチームとしてはメタ側を多くしつつも、私自身はティアラを使うことにしました。
ティアラはミッドレンジ的な構築がお好き。
副葬よりマーレ優先してるの、マーレ好きすぎる…
相手チームはティアラとその他デッキ半々という感じでしたが、ドラゴンリンクがいることには驚きました。
この人はずっとドラゴンリンクを貫いてきた人だそうです(しかしその後ティアラ堕ちしました)。
2マッチ目で実際当たり、スカマイなど墓地メタ誘発をめちゃくちゃ積んでいて恐らくティアラをかなり意識していたのでしょうがその分安定感が下がっていたようで誘発貫通されず勝ち。
そして控えから出てきたのが根強いファンがいることでお馴染みの相剣。相剣は恐らく展開系やふわんを意識しての投入と踏んだので、中速同士ならティアラの土俵だろという感じでぶつけたらプロートスと事故で一瞬で敗北…
目の前が暗くなりましたが横2人がしっかり勝ってくれてことなきを得ました。チーム戦に感謝。
ちなみにkaiju luna stunは記録係の人のミスです。カグヤメタビートです。
4週目
相手チームのこれまでの傾向を見ると、順当にトップメタを使ってくる傾向にあると思ったため今度こそメタビートを投入することにしました。
この頃はまだハートビーツやデビフラの採用がまちまちであり、結構メタビでやれる土壌だったと思います。
今回はティアラ+エンディミオン+メタビート+メタビートでティアラ1メタ側3という構図自体は前回と変わりませんが、幅広くいけるふわん→ティアラを強く意識したメタビ、としているのでよりティアラに狙いを定めた形です。
最初は干ばつ型を使う予定でしたが、先攻時のパワーがより高いこと、一応スクリーム下エルフを殴り倒せること、万一ふわんが出てきた時にワンチャン作れることからボーダーを選択しました。
干ばつはめちゃくちゃ好きなカードですが、どうせサリークのせいで後手まくりに貢献出来ることは稀ですし、ムドケルの特殊召喚を許してしまうことや打点の低さにより先攻でのパワーも劣るならボーダーでいいよねとなってしまいました。
ただデッキ全体の噛み合いとしてはカグヤを邪魔せず複数引いた時に連打出来る干ばつの方が良く、スプライトに対しても結界像の方が強めなのは気になる点ではありました。
ちなみにボーダー型なら絶対にヴァレソを入れるべきなのですがこの時は資産が無くて作れていません。後に作りますが最終的にボーダーがリストラされました😢
しっかり狙い通りティアラ三面と当たり、しっかり勝つことが出来ました。
この頃はまだランクマであまりメタビが流行っておらず、相手がメタビに対する戦い方を熟知してはいなさそうだったのも大きいですね(まあ今現在でも熟知されてるかというとあんまりされてない気もしますが…)
5週目
もうこの時点でトナメに上がるのはほぼ確定になり、更に先のことを見据えて動くことになりました。
最終週で4周目のようにメタビート中心のオーダーにすることはもう決まっており、今回はそれに向けて相手の選択を惑わせる意味合いでティアラメンツ中心にすることになりました。
前回がメタビ中心なため、今回は相手がティアラへのガードを下げてくれるのではないかという期待もありました。
今回も優等生を貫いていますが、今思うとティアラ以外が来る予想ならアギドケルベク入りにするべきでしたね。
メタビ系に対する選択肢としてアギケルぶっぱすれば勝てるやろとティアラ持ってくるのもあり得るとか思っての選択だった気がします。
スプライト絶対来ると思ってたのでさくらでギガンエルフだけではなく虹も抜けるようにする誠意を見せています。
狙い通り…なのかはわかりませんが、まあスプはティアラ刈るためではなくティアラを刈りたいデッキを刈る適性の方が高いデッキであるので多分狙い通りということにしておきます。裂け目も見えませんでしたし。
最初で最後の三面ティアラでした。というかこのチームで3面〇〇をすることが基本的にないですね。
6週目
相手チームが目無しで棄権していたため、この週は無しです。
ここで不戦勝になったせいで私の予選最多勝がギリギリに…
7週目
日本チームであるVISREDとの対戦です。
既に決勝トナメ行けることは決まっていますが、ここで勝てばブロック内一位となり決勝トナメはシードでベスト4スタートとなれてとても美味しいです。
どうせティアラ3面だろ〜と決め打ちしていたので、メタビで行くことは決まっていました。
調整をやればやるほどメタビに対して信頼が持てなくなっていってどうするか悩んでいましたが、最初に決めたことを信じましょうとあみたぬさんに言われて信じることに。
メタモンスター枠を試行錯誤した結果、どれ選んでも後手弱いし先はメタ永続で勝てるしメタモンスター枠いらなくね????という結論になり、抜かれることになりました。
代わりのモンスター枠としてメタルリフレクトスライムが入っていますが、実質スケゴの4枚目以降という感じで想像以上に強くて非常に好感触でした。
これまでは豪雨の結界像型に入れるカード、くらいの認識でしたがメタビならどれに入れてもいいってくらいに評価上がりましたね。
一枚だけ入っているパキケは御影志士から持ってくる用です。大捕物も採用していますし、結構現実的に御影志士は狙えるので入れる価値は結構高いです。
ここの枠をパキケにするか干ばつの結界像にするか悩みました。
初動で置くことを考えるならスケゴとの相性がいい干ばつの方が良いですが、採用理由がサーチ前提なんだしパキケは後手捲りにも貢献できるんだからパキケかな?ということになり、パキケを選ぶことにしました。
ここでチーム初敗北…
予想と違いスプライト中心のオーダーで来られたのが敗因でした。
私のデッキをそのまま使っていた理瀬さんがパキケでなく干ばつだったらスケゴを通せて勝ってたので、流石に干ばつ優先だったなというのが反省点です。
あと、メタモンスターを減らしスライムを入れたのでミラフォは必要ありませんでした。
ここの枠は通告が妥当だったと思います。
トナメで理瀬さんに渡したレシピはこれらの改善点を踏まえたものとなっています。
ここの負けは悔しいですが決勝に進めていることには変わりないので、気を取り直して頑張ります。
準々決勝
こちらがメタビを見せまくっていること、チームのスプライト相手の勝率が全体的に芳しくないこと、相手チームにエクソ使って勝ってる人がいたことから烙印ティアラを使うかってなりましたがあんまり回せてないという状況。
最近他の大会で流れが良すぎるエクソシスターを使うかの2択ということになりましたが、エクソシスターのことが好きすぎるのでエクソを信じることにしました。
ムドケル大爆発に抗うためにイシズは欲しい、イシズ増やすとシスターとの召喚権を食い合う、ならシスター最低限でスモワと壺で初動率を補う、という感じのシスターです。
ステラはパークスから後手の手数を作るために欲しいことがある、ソフィアは壺やイシズ引いてないならサーチしたいということで1枚ずつは入れました。
これに伴いシスター魔法罠も最小限に。
ムドケル引けてれば、泡はムドケルでマルファ起動させてマニフィカへ向かえますしGはミカエリス出してリタニアサーチして相手ターンにムドケルでマルファ変身させつつリタニアでマニフィカまでいけるという感じで誘発受けが良くなるため指名者もカットしました。
サイドに入れたナンバーズハンターでバグースカを処理とかしたかったですけど結局一度もその機会は無かったです。
相手チームがエクソ使うことは見えていたのにエクソに対して出すデッキを用意していないという大ポカをやらかしました…
烙印ティアラでよかったなぁと後悔しきりでした。
一戦目でほっけさんがライフ勝ったものの相手の遅延により時間が切れていて負けるなど悔しいシーンもありましたが(マスターデュエルの大会で紙の嫌なところを感じたくはなかった)、なんとか取り返して勝ち。
スプライト相手のプランとして結界波ラー玉で捲るというものを用意してたのですが、相手がイヴリース出してきたので空振りに終わりました。誘発が板〜
準決勝
相手チームのこれまでの傾向的にstティアラ3面で来るだろうと決め打ちすることにしたのでシスターシスターメタビで行こうということはすんなりと決まりました。
メタビとシスターどちらを使うかに関しては、誘発の差でシスターの方がティアラ相手に勝ちやすいと感じていたのでシスターを使うことにしました。
前回ネクロバレーがイシズやシスターとアンチシナジーを形成していて弱いなと感じたので裂け目に差し替えました。
ティアラを取りこぼさないことを意識したのでより意識を強めるべく、誘発多い構成とも相性良いかつ穴となるルルカロスとバグースカに対して強く出やすい闇剣と、苦手な三戦をかわせる聖槍を入れました。
あとは大体同じですかね。
この回はst3人とも私のデッキだったのでチームCIJです。
読み通り3面ティアラメンツでした。
私はクソみたいに負けまくるし再び一戦目でりせさんが勝負には勝ったのに遅延による時間切れで負けて終わるしで心が壊れてしまったのであんまりよく覚えてませんが勝ちました。チームメイトに感謝😭
準々決勝も準決勝も1ラウンド目遅延されて時間切れ負けからの逆ストということで非常に心臓に悪かったです。
決勝戦
なんやかんやでいよいよ決勝戦です。
日本チームであるmugityとの対決。
日本チームではあるものの紙メインであんまりMDしてない人が多い印象で正直判断材料に乏しく、デッキ選択に悩みました。
とりあえず決まっていたことは「メタビ系は絶対に使わない」です。
ここまで大一番でメタビを使うということが多く意識されやすいと思われることが理由です。
改訂によりティアラ相手の後手勝率は上がったと思いますが同時に烙印ビーステッドという後手無理なデッキが現れたということもあります。
そして最近エクソばかり使っているためエクソも使えません。メタビ以上に意識されたら弱いデッキの典型ですからね。
色々考えた末、今ホットな烙印ビーステッドを使うことになりました。
シンプルに強いデッキを使うことはそれだけで裏をかける要素になる状況ですし、エクソやメタビを見て入れられるであろうカードにも比較的強い。
ビーステッドフル投入しつつ気持ち誘発多めな構築。
ただ終わった後に思ったんですがメインの誘発増やすのはスプライト意識な面が大きいのでヴェーラーはうさぎにするか散らすかした方がよかった気もします。まあティアラ意識という面も多いため一概には言えませんが…
烙印融合が通っているなら概ねなんとかなるという認識なので赫の烙印などの上振れ要素は極力カットしました。
烙印ビーステッド対スプライトはメイン微不利、サイド微有利だと思っていますが、理由として対烙印ビーステッドはこれと言ったクリティカルな後手用メタカードが無いのに対してラー玉超融合結界波はスプライトに対する明確なメタカードなためその差が出ると思っているからです。
そのためこのうち2種は必須だと思っていて、他対面への用途も考えて超融合ラー玉を採用。
裁きの鷹は海外新規のガルーラです。
アルビオン効果チェーンビーステッドでアルバス除外チェーンケルベクでアルビオンバウンスとされて手札のビーステッド2枚が飛んでいくという大惨事が起きたことがあるのでサイドに移しましたが、終わった後に回しているとグランギニョルでガルーラ落とすシーンが稀にあったので別にエクストラに入れててもよかったかも?となりました。
とりあえずこんな感じでビーステッド2面はすんなり決まり、あみたぬさんはめちゃくちゃに悩んだ末にティアラを選択、相手もビーステッドを出してきた時のことを考えて控えにはふわんを用意しました。
相手もふわんを選んできたら、ビーステッド相手に有利な上に構築段階で意識してないので怖いですが日本のリーグ勢、特に紙勢は絶対選ばないデッキだと思っているので問題無し!
まさかの相手チームにふわんがいてめちゃくちゃ焦りましたが超融合ガルーラが強いのでサイドから入れるカードに関してはなんとかなりました。
サイチェン後の勝った試合全て超融合で勝ったので最強カードです。
正直mugityは捻らず強いデッキ使ってくると思っていたのですが、こちらのイメージ戦略に引っ張られていたようで嬉しい誤算でしたね。
というわけで優勝して500ドルゲット!
正直優勝出来るとはあんまり思ってなかったのでめちゃ嬉しかったです。
マッチ19勝4敗で歴代最高勝利選手の称号も獲得しました。この辺は少人数チームの役得ですね。
次回もまた近いうちに開かれるそうなので出場するつもりです。2連覇目指したいですね。
終わりに
リーグ戦、楽しいです。
マスターデュエルでは貴重なサイドありマッチが出来る場ですし、リーグ戦特有の戦略性みたいなのもあってすっかり好きになりました。
リーグ勢は正直言ってまだまだムラ社会です。もっと参加するチームが増えてよりやりがいのあるリーグになっていけばいいなと思うので、興味がある人は是非チームを作ったり既存のチームに応募するなどしてリーグに参加してみてください。
他にどういうリーグがあるのか?などの質問はいつでもお待ちしております。
それではまた。
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