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田舎生まれのイギリス留学🇬🇧シェフィールド大学

こんにちは。現在私はイギリスのシェフィールドという都市にいます。

イングランドの中部に位置する人口58万人ほどのこの都市は、中心街が発展していながら自然も多く、学生にとって過ごしやすい場所です。

Glossop Road, Sheffield

実は私はずっと海外留学に憧れていていました。日本の田舎でぬくぬくと育った自分がイギリスの大学に通っているなんてまだ半ば信じられない気持ちです。

そして今紅茶を飲みながら優雅に文章を書いている訳ですが、やっと夢をひとつ叶えられたのを機に、留学中の日常の生活で思ったことを記録もかねて誰かに共有してみたいと思うようになりました。


私のnoteを読んでくれる方に何か新しい発見があるような文章をこれから書いていけたらいいなと思っています。

まずは最初の文章なので、私がイギリスに留学することになった過程を書かせてください。

そもそもなぜ留学?

私が海外に漠然とした憧れを抱くようになったのは中学生の頃です。自分の将来について初めて考えた時に、「海外に住みたい!」と思いました。というのも、Youtubeで海外留学のVlogをよく見ていたのですが、生まれてからずっと静岡県の山に囲まれて育った私にとって海外での生活はとてもキラキラして見えたのです。

当時の日常といえば、銀チャリに白ヘルメットで田んぼ道を走り抜け登下校する毎日でした。田舎を出てやりたい、というちょっとした反抗心が芽生えた頃とも重なって、いつしか海外で生活をしたい思うようになりました。

とはいっても、どの国に行きたいとか、何を勉強したいとか具体的なことを全く考えていなかったため、結局地元の公立高校に進学してさらに3年間海外への憧れを膨らませることになります。

オーストラリア留学断念

高校3年生になり、いよいよ本気で進路を考えないとまずいぞ、という時期になってもなお海外への夢を漠然と抱いていた私は、海外大学への直接進学を考え始めました。

日本の熾烈な大学受験から目を逸らしたかったこともあり、海外大学なら日本より入学が楽だろうという考えで英語圏で学費が比較的安いオーストラリアの大学への進学を検討し始めました。しかし現実はそう甘くはなく、自分も周りも全く知識がなくネットに情報を頼るしかない状態では全く目処が立ちませんでした。

さらにコロナ禍で海外に行くこと自体憚られていた時期であったこともあり、オーストラリア進学へのモチベーションは徐々に下がっていくことになりました。

早稲田大学への進学

photo by https://www.waseda.jp/fire/sils/

それでも留学への道を追いたかった私。国内の大学で国際系に強い学部ならより確実に留学できるだろうと思い始めました。

そこで最も魅力的だったのが1年間の留学が必須である早稲田大学の国際教養学部(SILS)です。

SILSについて知ってから改めて火のついた私は、勉強を始めてなんとかこの学部に入ることができました。いよいよ留学に向けて着実に足を進めることができたのです。


ここまで何だかんだ上手くいっているじゃないかと思うかもしれませんが、姑息な勉強で大学に入ったので入学後に色々な苦悩に直面しました。もちろん充実した楽しい面もありますが…。早稲田での生活についてはまた別に書けたら良いなと思います。

イギリス・シェフィールド大学への留学

いよいよ留学先の大学を選ぶことに。留学必須の学部なだけあって、交換留学先は豊富で情報面でのサポートも手厚いものでした。私は小さい頃から雑誌やテレビで見るヨーロッパの街並みや雰囲気に惹かれていたので、ヨーロッパで探すことに。

やっぱり英語圏で英語を鍛えたいなぁと思ったので必然的にイギリスを選ぶことになりました。それだけではなく、学びたい科目であるジャーナリズムに強い国でもあることに加えてイギリスの音楽やドラマ、映画に影響されていたこともあってイギリスは理想的な国でした。

photo by https://www.britannica.com/place/Sheffield-England


結果私が通うこととなったシェフィールド大学は理系が強いことで有名ですが、ジャーナリズムや歴史学、政治学なども充実していて留学先として申し分のない大学です。これは後付けですが、シェフィールドの位置的にもイギリス内のどこへも比較的アクセスしやすいため、国内をたくさん観光できるといういい点もあります。


正直、私は交換留学の学内専攻に通った時点で安心し切っていました。しかし、留学先を選んだ際に重大なことを見逃していたのです。

全て思い通りにはいかない留学生活

私は留学先の希望を申請する時に大事なことを見逃していました。それは、学部ごとに異なる英語のレベル条件です。てっきり自分がクリアしたと思っていた英語のスコア(TOEFLやIELTSなど)がなんと最低条件で、私が行きたかったジャーナリズムの授業を取るには私がとったものより遥かに高いスコアを持っていないといけなかったのです。

完全に自分の確認ミスでした。気づいた時にはすでに大学を変更することもできなかったので、かなりショック。もっと探せば自分の所持している英語スコアで入れるジャーナリズムスクールがあったかもしれないと思うとすごく悔しくて、しばらくの間落ち込んでいました。一時は今年の留学を辞退して来年再挑戦することも考えたぐらいです。


結局は少なくとも本願だったイギリスに行けること、周りとの留学時期を遅らせたくなかったこともあり、今学期からの留学を決意しました。正直言うと、授業が始まった今でも一番入りたい学部に入れなかったのはまだ心残りではあります。

しかし、もうここまで来たら身を置いたところで最大限頑張るしかないと思っています。ずっと夢に見てやっと掴んだ留学生活であることを思い出して、改めてイギリスに来れただけでよかったと思えるようになりました。

Students Union, University of Sheffield

マイペースに頑張りたい

今は歴史学部の授業と留学生向けに設置された英語の授業を並行して受けています。歴史も好きなので、ワクワクしながら授業を聞きに行っています。そしてまだまだ英語には苦手意識が強いので、この際にがっつり鍛えようと思います。

こんなふうに最後は少し気合が入った文章になりましたが、学業は頑張りすぎない程度に上手く肩の力を抜きつつ、ヨーロッパの文化を味わいながら毎日楽しく生活できたらいいなと思っています。

そしてもし、この文章を読んでくれた人の中にこれから留学を考えている方がいたら、今の環境に関わらずぜひ目指し続けてほしいと思います。直ぐにではなくても遠回りをして叶えられる夢もあります。


これからマイペースにイギリスでの留学生活を綴っていくので、「なんかイギリス気分でも味わいたいなー」ってなった時に思い出して読んでくれたら嬉しいです。

(2023. 9. 25)

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