見出し画像

「虎に翼」と憲法第14条と


憲法14条の内容に対して、
「私は反対でーす」
なんて言える人は、存在するのかな?

反対していない(または「反対であることを堂々と口にできない)のであれば、必ずしもこれが遵守されていない今の世の中について、どう考えているのだろう??


これは主に自分に向けて言いたいことでしかないんだけど。

(――本気で実行に移すのは、実はかなり難しいことは、百も承知で。)(それでも、)

小賢しいこと、小ズルいこと、もう一切、少なくとも自分の中にあるものについては、撲滅してしまいたい。
――そういう気概で、ここからは、生きていきたい。


「正義」だの「道徳」だの、そういうことではなくて。

いつでも頭の中を清々とさせていたい。
スッキリした心持ちでいたい。
なるべくウラオモテなく、正直でいたい。
――正しいとか間違っているとか以前に、そういう自分でありたい。
(つまり「自分自身がそうありたいから、そうするだけ」という話。)

「ごちゃごちゃした理屈」はもういいのよ。
「とことん理論的に」いこうじゃないの。

だから――これはそのごく一例でしかないけど。

憲法14条――「絶対的に正しい」と思うクセに、「実際そうなっていない」ことについて、ワレ、どう考えるのよ??と。


先日、クローズアップ現代のインタビューで、「虎に翼」の脚本家である吉田恵里香さんがこうおっしゃっていた。
(NHKプラスではありますが、放映された動画も、10月2日までは見られるみたいです!以下が語られているのは10分40秒あたりからですが、もし御興味がおありなら、全部分、御試聴をオススメします!!)

(以下の記事の中では、そのコメント部分は割愛されてましたが。)

――憲法第14条をドラマの中で象徴的に扱おうと思ったのは何故?

(吉田恵里香氏)
「学生時代に(憲法第14条の内容を)習った時に、なんでこんな当たり前の事を書いてあるんだろうなあ、と私は思ったんですよ。
 そんな(心に)刺さらなかったんですよね、当時は。
 ホントに当たり前のことじゃん、と思っていたから。
 だけど、今読むと、こんな大事なことが書いてあるけど、――どんどん良くなっているとは思いたいけれど、でも、実際これが実現はできていない世の中で。
 それって悲しいことだなあ、と思って。」

同感。自分も同じ。


兎にも角にも、自分が嫌いなもの。

(精神的なものも含めて)暴力、欺瞞、搾取。
ズルい人間、汚いやり方。

気づいたなら、気づいたところから、変えていきたいよね。

――でもまあ、他人のふるまいは、自分には(少なくとも今すぐには)変えられない。

だからこそ「自分は」そうならないように、なるべくしていく。


フェアネス!正々堂々!
それだけ!

ルールはその一点!
もう、ごちゃごちゃしない!!

物事はシンプルにいきたい。

自分のふるまいなら、自分で変えられる。
まずは自分を変えて、心の底から、清々しくいくよ!!!
(ま、所詮「できる限り」なのだけどねえ……。)
(最後に語気が弱まる私。笑)




今回の朝ドラ『虎に翼』に対しては、ネット上を探ると、実に「いろ~んな意見」があり、中には頷ける部分があるものもある。

が、しかし、それでも。

「朝ドラ」という枠で、エンターテイメントとしてキッチリと、グイッグイその展開に視聴者を惹きつけながら、同時に、問題提議も次々繰り出しそれを行い続ける、そんな「怒涛の離れ業」をみせてくれた朝ドラは、かつてなかったし、今後もそんなに容易く作れるものではないと思う。
「奇跡の朝ドラ」だったと、私は思うくらいだ。

もうその点だけでも既に、「ものをつくる」という観点から、脚本家や制作者、俳優陣に対し、大リスペクトの嵐が私の中では吹き荒れている。
(早い話が「その点だけで」このドラマが好きなわけではありません、ということもこれは意味しています。)

「いろ~んな意見」――言いたくなる気持ちもわかるけれど、でも「今だけは水を差さないでくれ、頼む!」なんて「実に勝手なこと」を思ってしまうくらい(そう、意見を言うのは自由ですもんね。笑)、ドラマ完走(ってただの一視聴者としてだけだけどな!)の余韻にまだ浸っている私なのである。



幼少期より長らく、数多のNHK朝の連続テレビ小説を試聴してきて、
『虎に翼』
私の中では歴代第1位の朝ドラとなりました。
(これまでは1位『カーネーション』、2位『ちりとてちん』だった。)

だから、やはり簡単には語れず、(でも取り急ぎ何か語りたくて、)こんなカタチの記事になりました。


我ながらかなり今回は「いまだ興奮冷めやらぬその勢い任せ」な内容ですが。
読んでいただき、ありがとうございました。