ミスチル
1992年から兄の影響でMr.Childrenが好きだ。
彼らの歌にどれだけ助けられただろう。
私の中でミスチルは辞書だと思っている。
自分の気持ちにピッタリの曲がいつも用意されていて、その度に辞書を引っ張り出してそれを探している。
私の兄は、離婚した時に私に言った。
「やっぱり物事白か黒じゃないんだよ」と。
兄はその辞書から、かの名曲GIFTを引っ張り出したようだった。
奇しくも彼の結婚式は、2004年に発売されたあの名曲「Sign」を使って、幸せそうな2人の姿を盛り上げた。
とても感動した。
やはり彼の中でもミスチルは辞書だったのだろう。
私も1度目の結婚をした時、苦しくなるとよくGIFTを聞いて気持ちを奮い起こして、日々に立ち向かっていた。
そんな私はいつの間にか笑う事も出来なくなりボロボロになった。
きっと私も未熟だった部分もあったんだろうけど。
2回目の結婚。
あっ何か似てる何か似てる前回の時と何か似てる
なんか似てる何か似てる
幸せになる確率10%以下
(社会の窓と同じ構成/クリープハイプ)
ミスチルの辞書はどこかへ紛失し、クリープハイプの辞書があらたに本棚に並んだ。
うるせーうるせーうるせーうるせー
うるせーうるせーうるせーうるせー
余計なお世話だよ馬鹿
しらねーしらねーしらねーしらねー
しらねーしらねーしらねーよそれ
あーしっくりくるなあ。
いつか心が綺麗になったらまたGIFTを改めて聴きたい。
その時は自分に問いかけたい。
「一番きれいな色ってなんだろう」
その時の私はきっと言うだろう。
「普通に白。」
ちょっと今からスニーカー買いにでも行こう。
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