アケビの由来


本日は母の命日です。
日曜日に前倒しでお骨のあるお寺に参拝してきました。
亡くなったのはもう20年も前で、一緒に過ごした記憶は限りなく薄れていますが、ひどく精神的に不安定だった印象は残っています。
頭を抱えて思い悩んでいたり、電話で親戚に絶えず悩み相談していたり、はたまた甲高い声できゃんきゃんと怒鳴り散らしていたくらいしか覚えていません。
存命中そんなに仲は良くなかったけど、いなくなった後までいがみ合わなくて良いと思いとりあえず無感情に近い感覚で供養はしています。
そんな母との何でもないエピソードで一つだけ覚えていることがあります。
それは母が見たこともない不思議な実のなる木を植えたと話していたこと。
その夢の中ではしきりに誰かが「アケビ」という言葉を連呼していて、夢に出てきた木の実の名前が【木通(アケビ)】だったことが判明して、不思議だねぇなんて言い合ったことです。
あまり穏やかに会話した記憶がないからか、いまだにその記憶がどこかにあり、小説を書き始めた時に主人公の名前はなんとなく「アケビ」という女性にしようと思ったんです。
小説を読んでくだすった方からよくご質問をいただくのですが、アケビという主人公の名前に深い意味はないんですw
今までちゃんと説明してきませんでしたから、節目の今日に真実をちゃんと白状します。
それ以外の登場人物たちは、実は贔屓にしている保護犬の里親を探すお店の子たちからもらいました。
小説書いてる人って、どうやって登場人物の名前をつけてるんだろ。
教えてやってもええで、という人は今度はなし聞かせてくださいw

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