押入れを片付けると見えてくること

季節の変わり目の不調で、出来たり出来なかったりですが、ぼちぼち押入れの片づけを進めています。
物を捨てるというのは判断の連続なので、元気なときじゃないとなかなか難しい。それで、とりあえず押入れに押し込んで表面上だけきれいにしての繰り返し。
いい加減、ここらでなんとかしたいと、ちょっと頑張ることにした。

そして、少しずつ片付けているのですが、片付けていると見えてくることがあるなと気づいて。

判断する気力が足りなくて、なんとなく残っていってた書類は、頑張って判断して、不要なものは処分する。生活スタイルが変わって使わなくなったものは処分しよう。

あとは、どんどん出てくる、なりたかった自分や、やりたかったことのかけら。
これが、うん、大変で。

料理の本、ダイエットの本、美容の本、手芸の本、簡単な運動の本。
布、レース、ビーズ、毛糸。地味にこの手芸資材が多い。
十数年前に買った手芸のキットとかもある。
読みたくて買ったけど、読めてない本も結構ある。

無駄と言えば、無駄なのかもしれない。
でも、これらは全部、なりたかった自分や、やりたかったことなんだよなと。

こうして昔考えたことのかけらにたくさん会えて気づいたのだけど、道理でわたし、あまり退屈だと思ったことがなかったんだなと。
ささやかなことでも、なりたい自分や、やりたいことがあるっていいことだなと。

さて、このうちどれだけ、わたしの手の中に収められるか分からないけれど、今も、おいしいもの作りたい気持ちも、綺麗になりたい気持ちも、ダイエットしたい気持ちも、楽しい物語を読みたい気持ちも、何か作り出したい気持ちも、もっと健康になりたい気持ちも、全部ある。おお、すごい!と自画自賛するよ。

全部処分すれば、すっきりさっぱりなのは分かっているけれど、やっぱり難しい。
あまりにも物が古くなったり、情報が古くて使えないものは処分するけれど、やりたかったことのかけらを順に拾っていくのもまた一興。
さて、寿命は足りるだろうか?
これからもまだやりたいことは増えそうだし、厳選しないと困るかもしれない。ただでさえ、体力不足なのに。
わたしは、自分で思っているよりずっと、よくばりだったのかもしれない。

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