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私の価値を決めるのは御社じゃない

怒涛の面接ラッシュです。
現在の職場で転職活動しているのは内緒なので、平日の昼間にzoom面接が入るともの正直すごく困ります…
現職も1月にサイト公開が2つ重なっていててんてこ舞いで、そもそも休みが取れない。18時以降の面接が可能だと「ありがたや~!!!」となります。

エージェントA社は続々と書類選考不通過記録を更新しておりもうすぐ140社を超えます。
すごいね!15年以上WEBデザイナーやってて、140社からお前は弊社ではWEBデザイナーとして雇えませんって言われるんですよ。こんな人いる~?!いねーよなぁ?!
さてここで唯一書類選考通過した「X」社の一次面接がありました。

そもそも、私なんでX社に書類選考をお願いしたのか、気の迷いだったんですけど、その気の迷いが通過してしまったうえ、X社、さすがハイクラス転職エージェントが紹介してくる企業なだけあって、企業Noteも立ち上げて自社のサービスやデザインについての考え方やら洗練された文章とクリエイティブで公開しており、おおおおそうそう、こういうとこで働きたかったんだよ~!!!というお気持ちになってしまい。

そして面接当日、もんのすごいパンチをX社に喰らわされたわけです。
転職活動、それは他者からの自尊心の破壊と過去の記憶からの自尊心の再構築の繰り返しによる己の本当の価値を見出す作業に他ならない…

まず、2人の男性が面接を担当してくださったのですが、1人は直属となるデザイナー、もう1人は総括するデザイナーの方だったと思います。
んでこの、総括デザイナー、最初から最後までろくに目線が合わない。
何度かこの年まで面接を経験していると、あ、この人私に興味ないな、って感じる場面に何度か出くわしますが、まさにそれの態度でした。

いやさぁ、もういい人が見つかってて消化試合なのかもしれないけど、zoomを前にして明らかに他の仕事してるやろっていうの、どうなの…
と暗雲たる気持ちに。
なんで書類審査通したん…?御社もひょっとして気の迷いでした…?

んで、デザインとは何ぞやとか、企業価値とデザインとの関係性とか何と言うか質問内容がきたんですけど、私には抽象的かつ雲を掴むような質問で、大変頓珍漢な回答をしたと思います。
明らかに、その総括デザイナーの方が「はぁ…(嘲笑)」って顔をしており、悪いけど私、あなたの価値観からしたら知識と経験は足りないかもしれませんけども、空気はすごく読めるので傷つくんですよね。

結果は当然不通過。
「デザインに関して言語化されておらず…」とかご丁寧に不通過理由まで添えられており、へぇへぇどうも貴重なお時間とご経験ありがとうございます。御社のサービスがgoogleから無償で提供されて斜陽になりますように…
と思いながらエージェントからのメールを閉じました。

でもこの企業さんとの面接は本当に頭を殴られるレベルで自分の立ち位置がクリアになる経験でした。
(Noteってはてぶと違って最後はポジティブに締めないとダメなんですかね…)

私はここに書くほど自虐的になっているわけではなく、それなりに勤務してきて重宝されてきた経験があります。
それを「デザイン」という物差しで劣っていると企業から判断されてそれをそのまま受け止める必要はないんだよなと。

私の武器はおそらく、WEBデザイン以外にDTP経験の知識、マーケティング思考、リスティング広告の経験と知識、漫画作成など様々なことに対応できますよ、というところなのです。

そして、企業規模が大きくなればなるほど、そういうデザイン以外の知識は全く必要なく、どれだけ「デザイン」そのものに尖っているかというのが重視される。
そうなると、私がこっそり心の中で望んでいた「ちゃんとした企業規模(100人以上)のところで働きたい」という希望は年齢的に難しい。

ただ、「年収を上げたい」という目標は、企業規模が10人以下の福利厚生がしっかりしていない、今まで働いてきたような小さいブラック会社であれば叶えられる可能性はあるのだ、というのを先日面接した小さな会社で感じることは出来ました。

はぁ~、もう15年小さい企業であれやってくれ、これやってくれと言われてきたこと独学で勉強してそれなりにやってきたのに、そのせいで他の会社で今までこんなデザインしかできないなんて何してたんですか?って思われるのつらすぎる。

でもなぁ、先日の総括ディレクターの態度を見て思ったんですけど、洗練された会社って絶対ああいうタイプの方、いるんですよね…
言語化が難しいんですけど、
・生きてきた階層(というか偏差値)が違うため会話が成り立たない
・笑わない
・自己肯定力が鬼のように強固なため人の機嫌を取ったことがないしそもそも必要がない
・正しい事しか言わない
・共感とか同情とか知識としてはあるが仕事では必要ないので考慮しない
以前、1年ほどいたポータルサイト会社でもいたんですけど、あっこの人、ああいうタイプの人だ・・・と思いました。
あの人の下で働いたら私はつらいだろうなと思います。

あの人のことを思い出すだけで胸の奥がヒュッとなるので、私は自分が置かれた場所で咲きますし、あなたもそっちの世界でどうぞ咲き乱れてくださいと思います。


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