「マンガでカンタン!SNSマーケティングは7日間でわかります。」を読んだ感想
「マンガで簡単に！」という書籍が増えた。文字で理解するのが難しい。頭に入ってきにくい。時間をかけられない・・
"タイパ"が重視されている中で、書籍の構成やニーズへの応え方にも変化は常に起きている
7つの習慣、カーネギーといったビジネス書をはじめ、最近では英語や数学のやり直しなど多くの学びに対してイメージしやすく、分かりやすい表現が読者に好まれている
友人の『こしいみほ』氏はイラストレーターでもあり、書籍の挿絵だけではなく自ら本を出版するなど多方面で活躍をされている
そんな、こしいみほ氏が今回書籍の出版に携わったという連絡を受けて、読んだ一冊が
▽マンガでカンタン!SNSマーケティングは7日間でわかります▽
1番の感想は「分かりやすかった」ということ
個人的にイラストがある事の利点の1つは読みやすさよりも、イメージがしやすくなる事だと感じた
書籍の中に出てくる、難しいこと、それに対する対策、キャラクターの成長に感情移入がしやすくなる
この書籍は著者であるSNSマーケティングに長けた坂本翔氏と、イラストを担当している、こしいみほ氏自らと編集を担当している小野さんと主に3人のキャラクターが出てくる
坂本さんが先生という立ち位置で7日間の章立てで、こしいさんと小野さんに対して講義行っていくというスタイルだ
7日間の章立て
1日目：SNSとは
2日目：SNS運用にはマーケティングが必須
3日目：なにはともあれ目標設定
4日目：アルゴリズムを制する者はSNSを制する
5日目：コンテンツづくりの肝
6日目：みるべき数字を絞れば分析は怖くない
7日目：改善案でブラッシュアップ
※各内容でより詳細の話が展開（詳しくは書籍の裏面や、紹介ページを参照）
SNSマーケティングの壁
SNSを利活用して、成果に繋げていく事は決して簡単ではないと私個人は思っている
個人の利用として「楽しむ」から、何かしらの「結果・成果を出す」という要素には大きな差があるからだ
SNSは本来気軽に楽しむモノで自分や相手に情報を発信して、近況の確認、新たな情報を仕入れていき、自分の人生を充実させるツールの1つだと思っている
現状誰でも気軽にSNSを利用する事ができ、ビジネスの拡大のツールになっているのは事実でもある。だからこそ、そんなSNSをどうやって活用していけば良いのだろうか？
日本の株式会社が約260万社、個人事業主は約380万という実態
を見ると、自分たちのサービスや価値を他者にしっかりと知ってもらう上でSNSマーケティングは非常に重要なツールの1つである
読んでいて感じた事は7日間という章立ての中で、理解が深まり、分からない事、一人での学びであれば先送りしてしまいそうな事が、キャラクターたちと一緒に感情移入しながら学ぶことができる事の良さだ
1日目のSNSとは？は普段利用しているSNS以外にも様々なツールの特性について知る事ができる。もちろん、このnoteもSNSツールの1つだ
そして、SNSを全く知らない方も全体感を理解できる
そして2日目のSNS運用にはマーケティングが必須という部分で、「なぜマーケティングが必要か」という部分を伝えてくれる
楽しく、自分たちのサービスやこだわりの商品を自分たち目線で発信していく。残念ながらそれでは自己満足という状況に陥ってしまう
客観的な目線で、誰が、いつ、どんな時に、自分たちのサービスやモノを欲しがっているのか？
当たり前の事かもしれないが、発信をする際にその点を意識するだけで、自分たちの届けたい人たちに、自分たちの最良のモノを届ける事に繋がっていく
そして、自分たちの行動が正しいか正しくないのか？を図る指標が「目標」だ
やみくもにただ頑張るのではなく、正しい努力ができているかを図ること
ここでは「ペルソナ」「KGI」「KPI」という人によっては聞きなれない言葉が並ぶ
ここで、キャラクターたちも迷うし、真剣に考えで事例を出してくれる。この要素がイラストのある書籍の良さだなと個人的には感じたところの1つだ
そして、是非この目標設定は誰かと一緒にやってみて欲しい。従業員、パートナー、相談できる人・・、自分で一生懸命立てた目標も大切だが、誰かを巻き込んで一緒に立てた目標で、成果報告をし合ったり、そこで結果や成果に対する向き合い方が変わってくるように思う
そうやって、正しい目標設定を、誰かと一緒に立てる事で行動に移しやすくなる。そうなると、書籍の4日目以降がより身近になり、学びと実践のモチベーションが高い状態で取り組めるようになると思う
私も書籍を読んでから、約1ヵ月、主に利用しているXでのポストや取り組み方に変化を加えてみた
フォロワーの特徴、そして届けたい層がアクティブな時を意識して、習慣化をすることで直近の1ヵ月でフォロワーは5%ほど増加という結果になった
ただ、現状はここから実際に「仕事」に結びついてはいない。その現状を踏まえて、ここからは目標設定を修正しながら、地道に取り組みを進めていきたい
難しいを簡単にしていくためには？
「難しい」と言葉にすることがある。それは、自分を客観的に見る事ができている一方で、大切なのはそこから次の一手をどう考えるかだと思う
・「難しい」からどうする？
・「難しい」からどうすれば簡単にできるだろう？
・なぜ「難しい」と感じたのだろう
口癖のように、「難しいなぁ」と言ってしまう事が過去あった
その時に、「難しいと言っているだけでは、何も変わらないよ。そして難しいとばかり言っているとその対象に対して苦手意識が芽生えるよ」と言われたことがある
確かに、目の前にある事象を「難しい」と捉えるのも、「分かるようになりたい」と捉えるのも自分次第だ
とはいえ、分からないものは分からない。だから分かるための努力として、自分のできる範囲から地道に積み重ねていく事が大切かなと思う
・SNSが好き
・マーケティングという言葉に何となく抵抗感がある
・SNSを見ていると他の人が凄いと感じてしまう
・推したいモノやサービスがある
そんな人は是非一度、今回の書籍を眺めてみて欲しい
あなたも誰かのインフルエンサー
人は、誰かの影響を受けて生きている
そしてその影響は間違いなく身近で、信頼できる人がより受ける可能性が高い
そういう意味では、あなたの発信する情報はどこかの誰かに届き、そして何かの影響を与えている
おすすめの音楽、好きな映画、心躍った旅行先、読んで欲しい書籍
日々色んな感情と出会う。ポジティブな感情とだけ生きるのは難しいかもしれないが、色んな感情の中で、誰かに届けたいなと思った事が、適切に上手く届くように
興味のある方は、一度手に取ってみてください
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