2019明治安田生命J3リーグ第31節ロアッソ熊本対いわてグルージャ盛岡の個人的な見どころを紹介
2019年11月17日はDAZNにてJ3リーグの実況担当です。
ロアッソ熊本対いわてグルージャ盛岡の一戦をJリーグ公式映像DAZNにて実況担当します。熊本のホーム戦を担当するのは今季これが最後です。
いわてグルージャ盛岡は前回北九州ホームでの試合時に担当しました。前節で連敗を止めて最も今季アウェイの地で遠い熊本の一戦です。楽しみですね。
(J3リーグ 実況:能政夕介 解説なし)※追記の可能性あります
順位と前節の振り返り
★ロアッソ熊本
今シーズンここまで14勝9分7敗の勝ち点51(41得点 36失点 +5)
前節はホームで首位北九州と対戦。結果は終盤に三島のゴールで同点に追いつき勝ち点1を得た。
昇格圏内でもある2位との勝ち点差は前節終了時点で6ポイント。昇格に向けて必要なのは勝利という状況。
★いわてグルージャ盛岡
7勝4分19敗の勝ち点25 (得点34 失点57 得失点差-23)
前節はガンバ大阪U23とホームで対戦し3-3の引き分け。長かった連敗を8でストップ。
2試合連続で先制ゴールを奪うなど改善点も見えた。しかし9試合連続の複数失点を抑えつつ、8月18日以来の勝利を狙って戦う一戦。
過去の対戦成績
今シーズン初めてJ3リーグで戦う熊本にとっていわてグルージャ盛岡は前半戦で今季初勝利をあげた相手。
雪の降る盛岡の一戦はボランティアの皆さんも協力して雪かきを行い試合が開催。
熊本の田村が移籍後初ゴールを決めて1-0で勝利。今回が2度目の対戦。
いわてグルージャ盛岡にとっては今シーズンでは距離的に最も遠い熊本との対戦。
前節のガンバ大阪U23戦は引き分けも今季最多タイとなる3ゴールを奪い、戦う姿勢を見せることができました。
前回は3月31日に試合が行われ、熊本は衛藤選手がJデビューを果たした。
両チーム10本以上のシュートを放った一戦。前回対戦時からメンバーも変わっておりどんた展開になるかは非常に楽しみ。
今シーズンの成績
★ロアッソ熊本 14勝9分7敗の勝ち点51(41得点36失点)
先制試合:12試合 8勝2分2敗(SC相模原戦、FC東京U23戦は逆転負け)
先制された試合:15試合 6勝4分5敗(G大阪U23,C大阪U23,秋田,群馬,富山,沼津戦逆転勝利)
スコアレスドロー:3試合 3節の讃岐戦,19節秋田戦,27節藤枝MYFC戦
ホーム: 7勝6分2敗 勝ち点27 22得点 17失点 得失点+5
アウェイ:7勝3分5敗 勝ち点24 19得点 19失点 得失点0
複数得点:14試合
無得点:6試合
無失点:8試合
最多得点:3点
最多失点:3点
今シーズン13試合連続得点も(10試合連続失点も)
※2008年にJ2第23節から33節に記録した11試合連続ゴール記録を更新(最多記録)
※熊本は現在ホームで8試合負けなし(4勝4分けで逆転勝利3回)
★岩手グルージャ盛岡 7勝4分19敗の勝ち点25 (34得点57失点 -23)
先制試合:11試合 6勝3分2敗(18節の秋田戦,29節のC大阪U23で逆転負け)
先制された試合:19試合 1勝1分17敗(8節のYSCC横浜戦は逆転勝利)
スコアレスドロー:なし
ホーム: 4勝3分8敗 勝ち点14 22得点 28失点 得失点-6
アウェイ:3勝1分11敗 勝ち点10 12得点 29失点 得失点-17
複数得点:9試合
無得点:8試合
無失点:3試合(2節FC東京U23、11節沼津、13節福島※延期試合)
最多得点:3得点(3節の秋田、19節の相模原、30節のガンバ大阪U23)
最多失点:5失点(23節の富山戦)
※現在10試合連続失点中(9試合連続複数失点)
※今季最多連勝は2連勝 最大の連敗数は8連敗(前節ストップ)
熊本はリーグ最多の逆転勝利が6回。そのうちホームでの逆転勝利が4度ある。現在ホームでは8試合負けなしの熊本(最後の敗戦は12節のFC東京U23戦)とアウェイ戦8連敗中のいわてグルージャ盛岡(最後の勝利は15節のガンバ大阪U23戦)
しかし岩手は34得点中セットプレーからの得点が17でリーグ2位。(PK4本と直接FK1本含む)劣勢の状況でも1プレーで打開できる力もある。
個人的な試合の見どころ
4位熊本は前節首位北九州との九州ダービーを戦い1-1の引き分けで終えた。
先制されながらも途中からピッチに立った三島がCKから今シーズン3点目を奪いこれが貴重な同点ゴールに。
しかしながら昇格圏内である2位との勝ち点差は残り4試合で6に広がった。
本日行われる藤枝VSセレッソ大阪U23と北九州対群馬の結果次第でも展開は変わるが、1年での復帰を狙う熊本にとっては勝たなければいけない一戦になる。
熊本はここまで直近ではホームで8試合負けなし。一方のいわてグルージャ盛岡は前節で連敗を8で止めたがアウェイでは8連敗中と苦しい状況が続く。
盛岡は2試合連続の先制に、前節3カ月ぶりの複数得点も奪い徐々に上向きになっている。
岩手にとって今季最も遠いアウェイ戦に駆けつけてくれているサポーターに対して、戦う姿勢と勝利をプレゼントしたい1戦でもある。
今シーズンは盛岡のホームで対戦して熊本は1-0で勝利し今季初勝利を飾った。
その時は気温1.5度の雪の中での一戦。今回は冬のナイトゲーム。厳しい環境の中、勝利を手繰り寄せる強い気持ちをどちらが持つか楽しみな試合。
今節は日中の試合結果次第で熊本は4位から6位へ下がる可能性もある。(富山と鳥取の結果次第)
予想は変わらずにいつもの4-4-2のフォーメーションを予想(中山と中原のポジション位置が変わる可能性も)
キーとなるのはFWの原と、北村の連動性。そしてサイドの攻防。
いわてグルージャ盛岡は中盤の石井が累積警告で出場停止。その分フォーメーションを変更してくる可能性も。
3バックで臨むのであればミスマッチが生まれ、そこをどのようにお互いがついてくるか?
また盛岡はマンツーマンでしっかり守備をするので、ボールを動かしてどれだけ相手をはがせるかも熊本にとっては重要となりそうだ。
加えて盛岡の前線は宮市、谷口、菊池、大垣と強力。個の力は高く、打開できる強さもある。
対峙する相手によってはしっかりと守備をしなければ失点のリスクもある。
また、いわてグルージャ盛岡のDFの福田と木下は今季ここまでヘディングシュートでそれぞれ3得点を記録。
特にセットプレーのシーンではどのような仕掛けをするかも楽しめるポイントになりそう。
個人的な注目選手
レフティーの大卒ルーキー中原は今季ここまでチームトップタイの5アシスト。
左足からドリブルでも打開ができチャンスをつくることができる。
最後のシュートの質や状況に応じてのプレーが連動すれば得点やアシストにもつながるプレーが生まれる。
チームのためにどんなプレーを選択できるか注目したい。
そして先発起用の可能性もある原は献身的な守備やクロスからの思い切りの良さをどれだけ出せるかに注目したい。
盛岡は前線へのロングボールやサイドへの展開も予想される。
その中で前からプレッシャーをかけ限定させて奪うという守備が効果的になる。
原はそこからのショートカウンターや切り替えから決定機を決めきれるか?
得点が必要なだけに前線の選手に期待が集まる。
いわてグルージャ盛岡 背番号28 #大垣勇樹 背番号14 #嫁坂翔太
今季夏から育成型期限付き移籍で加入した大垣は2試合連続ゴール中。
2点ともストライカーの片りんを見せるゴールで将来性を感じることができたい。
特に前の連動性は高まっており、個の能力でも打開できる力もある。3試合連続のゴールを狙いたい。
一方の嫁坂はミドルシュートや中盤から配給。さらには質の高いパス等高い足元の技術を持つ。
ガンバの育成組織からTOPに昇格し高い実力を持ち合わせるレフティー。
ファウルをもらう回数も多く、チームとしてセットプレーからの得点が多い盛岡は獲得したセットプレーも得点に繋げていきたい。
今季最後のナイトゲームは19時KO!昇格に繋がる勝利を飾りたい熊本と、未来を見据えて最後まで戦う姿勢を見せたいいわてグルージャ盛岡の一戦です。
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