ホームステイで悩んでいる人に読んでほしい
3年間のうち一度だけホストファミリーが変わりました
1箇所目は私が初めてカナダに着いた日にお迎えに来てくれた韓国人ファミリー。
2箇所目はほぼ3年間一緒に住まわせてもらったカナダ人ファミリー。
ホストファミリーは本当に運だと言いますが、私はどちらのファミリーも大当たりでした。
家族構成からお話すると...
韓国人ファミリーは お父さん、お母さん、長女(12)、長男(8)、次男(4)でした。私とドイツ人の留学生を受け入れていたので合計7人。
この家族の何が素敵だったかというと、とにかくみんなフレンドリーだったんです。
やはり日本と韓国の文化が似ているということもあり、お互いに打ち解けるのが早かった印象です。
一番最高だったのは食事!言うことなしでした。
しかし急遽韓国に帰国することになり、3ヶ月程でホストファミリーを変えることになりました。
そして私が新しく移ったところは、当時から仲良くさせてもらっている2歳上のタイ人の留学生が住んでいたところでした。
お家に知り合いがいるのといないのとでは随分大きな違いでしたね。
本っっ当にみんな親切にしてくれて、私の拙い英語も理解しようとしてくれました。
卒業した今でも1週間に一回は連絡を取り合うくらいです。
正直食事は... THE CANADA という感じでした(笑)
まあ、想像つきますよね。
ワンプレートにじゃがいもとステーキが乗っていて、白米はなしです。
近くにアジアンマーケットがあったので、月1程度でそこに連れて行ってもらってインスタント食品や日本のお菓子を買っていました。
それ以外は満足でしたね〜
ホームステイで辛かったこと
そんな一見完璧に見える私のホームステイ事情ですが、もちろん衝突もありました。
1箇所目で辛かったことは、ハウスメイト(ドイツ人の留学生)に対する罪悪感です。
アジア人の中に一人白人だったので、食事も口に合わず、全体的に馴染めていない様子でした。
私やホストファミリーも気を遣っていましたが、かなりのストレスが溜まっていたのか、私への当たりも強くなっていきました。
2箇所目では、やはり私の英語力ですね。
カナダ人なので普通に喋っていても早口に聞こえますし、会話に参加できないのが一番辛かったです。
本当に優しいファミリーなだけに、彼らに気を遣わせていることにも嫌悪感を抱くようになりました。
改善策としては、彼らに「頼る」ことだと気づきました。
分からないなら分からないとはっきり伝え、理解できるまで説明をしてもらうんです。
私も最初はどう思われるだろうと、震えるほど緊張していました。
ですが、英語が分からない人に対して説明が面倒だなんて思う人はそんなにいません。
いたとしたらそれはある種の矛盾ですよね(笑)
そんなこんなでだんだんと素が出せるようになりました。
家族が恋しくなって大泣きした時はホストマザーがいつまでも抱きしめてくれましたし、誕生日に抹茶のケーキが食べたいと無茶言った時はホストファザーが作ってくれました。
ホームステイの需要
大学から留学すると、ほぼ一人暮らしか寮生活になります。
長期のホームステイを経験できるのは、高校留学のメリットの一つだと思います。
どれだけハズレくじを引いてしまったとしても、そこから学べることは数えきれないほどたくさんあります。
例えば、自己主張をすること。これは特に日本人にとっては簡単なことではありませんが、他人と同居するにあたって避けられない道です。
もちろん、耐えられないくらい辛いこともあります。それは私も同じでした。
しかし、冷静に考えてみるとすごく貴重な経験です。
無理やりポジティブに変えようとしなくても良いですが、彼らも同じ人間だと思って理解しようと少しだけ踏ん張ってみるのはいかがでしょうか😊
長くなりましたが最後に私とホストファミリーの写真を添えて。