クラシック戦線異常なし2022〜2022年オークス②振り返り編〜

 やはり、波乱が待っていた。
 その波乱を制したのは、
 1着スターズオンアース
 2着スタニングローズ
 3着ナミュール。
 さて、オークスの振り返りです。

 事前の予想は
 ◎:ルージュエヴァイユ
 ○:ウォーターナビレラ
 ▲:ナミュール
 △:エリカヴィータ、パーソナルハイ
 ×:アートハウス、サークルオブライフ
 ☆:サウンドビバーチェ、ニシノラブウインク
 きたら悔しいから買っておく:スターズオンアース
 という感じで、ルージュエヴァイユ軸の3連複マルチで買っていたので、馬券はハズレです。というより、そもそもスタニングローズを入れられていなかったので惜しくもない感じで、全くだめでした。
 自分、なんか知らんけど、東京競馬場と相性悪いんですよね……。

 既にいろんな人が言っていると思いますが、今回のオークスはスタート前に結果の半分が決まり、スタートから3秒で残りの半分も決まったようなレースだったと思います。
 まずはスタート前、アクシデントによるサウンドビバーチェの放馬から始まります。
 いや、もしかすると、府中のスタンドにあれだけのお客さんが入った時点から、レースは始まっていたのかもしれないですね。観客の数に驚いたのかは分かりませんが、繊細な3歳牝馬の精神を揺るがすのに、サウンドビバーチェが作ってしまった15分というのは十分すぎる時間だったと思います。サークルオブライフなどの有力馬をはじめとして、発汗が見られる馬が多数いたり、レース後の騎手のコメントでも、スタート前に馬の集中が切れてしまっていたなど、ある意味異常な状況でレースが始まります。

 スタート直後、というより、スタートと同時に3番アートハウスが右によれます。
 それで4番ルージュエヴァイユ、6番サークルオブライフの前に蓋ができて最初のスタートが出切れなくなるような状況に。ルージュエヴァイユなんかは最初から内に切り込むような進路を取ろうとしていればそうはならなかったかもしれないですが、あの瞬時にその動きをすることは難しく、サークルオブライフもそもそも15分待ちの間にメンタルやられてたところにこんな状態で、もう最後尾まで下がってしまうという結果に。
 結局、真ん中くらいの枠の馬が上手く出られなかったところに、大外スターズオンアース中団の良い位置──ただし外側をすっと占めて、そのまま自分の競馬をしての1着に。
 東京2400mを外を回っての見事な差し切り勝ちということで、この強さはすごい、これは秋華賞も──牝馬3冠も夢ではない! という感じですね。何より精神力が試されるような今回のレースで、堂々の競馬での勝利というのは、着差以上に実力を見せつけたのではないでしょうか。

 さて、自分の反省というところですが、まず◎ルージュエヴァイユは、上述したようにスタートで決まってしまった感が非常に惜しいところ。上がりの脚だけで言えば、スターズオンアースの33.7にこそ負けているものの、ナミュールやピンハイと並ぶ34.0を出していて、4コーナー通過13番手から6着まで上がってきているので、スタートでもう少し良い位置につけられていれば……とどうしても思ってしまうところです。

 というわけで、オークスを制し牝馬2冠となったスターズオンアースとルメール騎手、陣営のみなさまおめでとうございました。

 さぁ、今週末5/29はダービーです。
 果たして、牝馬に続いて牡馬でもジオグリフがクラシック2冠を達成し、3冠に王手をかけるのか、他の馬が待ったをかけるのか。
 今週末も楽しみです。

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