【サーバー基礎①】クライアントサーバーシステム
サーバーとは
私は2年ほどサーバーの運用監視保守の業務を行っていました。
最初はそもそもサーバーって何?普段使っているPCと何が違うのかよくわからず、その上オンプレ?クラウド?などの用語にもつまずきました。
そもそも「サーバー(server)」という用語には「提供する」という意味があります。
例えばコーヒーサーバーはコーヒーを提供するものですよね。
ITにおける「サーバー」とはネットワーク上でいろいろなサービスを提供するコンピューターです。
Web上のHPを提供するのは「Webサーバー」で、メールサービスを提供するのは「メールサーバー」となります。
ただサーバーはそれ単体で動作するわけではなく、クライアントからのリクエストを受けて処理を開始し、サービスを提供します。
この点について次で詳しく見ていきます。
クライアントサーバーシステム
クライアントサーバシステムとは、システムの構築方法の1つです。
サービスを提供する「サーバー」と、サービスをリクエストする「クライアント」とで役割を分担したシステムのことです。
※クライアント・・・サービスや機能を使う側のコンピュータ
このクライアントサーバーシステムはデータを一元的かつ容易に管理できることからほとんどのシステムで採用されています。
他のシステム構築の方法としてはスタンドアロンシステムがあります。
スタンドアロンシステムとは他の機器やネットワークと接続せずに、孤立した状態で使用するシステムです。
またクライアントサーバシステムは、Webシステムと同列に並べられて比較される場合があります。結論から言うと、Webシステムもクライアントサーバシステムの一種です。
Webブラウザをクライアントとするクライアントサーバシステムを「Webシステム」と言います。
※Webブラウザ・・・インターネットを見るときに使用するソフト Edge,FireFox,Chromeなど
ただし、Webシステムと比較される場合のクライアントサーバシステムは
クライアント側に「取り込まなくてはならない専用のプログラムソフトが必要なシステム」と理解してもらえたらと思います。
例えばDBシステムだとMysql,FTPシステムだとWinSCPです。
以上、クライアントサーバーシステムでした!