見出し画像

【VRChat】デスクトップでVRChatを録画する方法

VRChatのデスクトップモードはVRモードと違って、標準ではカメラの録画が利用できないよね。そんなとき obs-spout2-plugin を使うと簡単に録画することができるよ。

■ デスクトップでVRChatを録画

VRChatのデスクトップモードでは、カメラで写真を撮ることは出来るけど録画することは出来ないよね。でも少し前のVRChatのアップデートから、OBS(録画ソフト) と obs-spout2-plugin(プラグイン) を利用することでデスクトップモードでもカメラからのVRChat映像を録画することができるようになっているよ。

しかも4Kまで対応しているからVRChatのウィンドウをOBSで撮影するよりもいいかも!!!(※8Kは対応してないっぽい)


■ デスクトップでVRChatを録画する手順

1.ソフトウェアのセットアップ

始めに、準備するのはOBS(録画ソフト)だよ。ここにインストールから各種録画の設定方法を記載しているから参考にしてね。


2.obs-spout2-plugin(プラグイン)のダウンロード

obs-spout2-pluginはOBS Studioで Spout2 を利用するためのプラグインだよ。下記にアクセスしてプラグインをダウンロードするよ。

※ 注意点
・大抵の人は上をダウンロードするよ。
・OBSをインストールしたときに別のフォルダにインストールしている人は下をダウンロードしてね。


■ Spout2とは?
Spout2はGPUから映像を直接取得して、OBS(録画ソフト)に共有することができる低遅延、低負荷、高画質(720p~4K)のプラグインだよ。
※一部のGPUでは利用できないから注意してね。



2.1 obs-spout2-plugin(プラグイン)のインストール

A ➡ 上のファイル(OBS_Spout2_Plugin_Install_v1.8.exe)をダウンロードした人
B ➡ 下のファイル(OBS_Spout2_Plugin_ManualInstall_v1.8.zip)をダウンロードした人

■ A.ダウンロードした”OBS_Spout2_Plugin_Install_v1.8.exe”を開いてインストール


■ B1. ダウンロードした”OBS_Spout2_Plugin_ManualInstall_v1.8.zip”を展開


■ B2. 展開(解凍)したフォルダを開く


■ B3. OBSソフトのフォルダに展開したフォルダのプラグインをコピー&ペースト

OBSをインストールする際にインストール先を変更している(D:/など)人は、インストールしているフォルダを開いて、下記の図を参考にプラグインをコピー&ペーストしててね。

何もいじっていない場合は(たぶん)”C:\Program Files\obs-studio”この場所にあるので参考に自分がインストールした場所を探してね


■ B4. コピー&ペースト後のOBSソフト側のファイル構成

実際は元々入っているプラグインのフォルダがいろいろ含まれているよ。


2.1 obs-spout2-plugin(プラグイン)のOBS設定

■ Aの手順をした人も、Bの手順をした人も”OBS”を起動

上部のメニューバーから
ツール ➡ Spout Output Settins が表示されていればインストール成功
(※ここのメニューを開く必要は無いよ)


■ ソース ➡ Spout2 Capture を選択


■ Spout2 Captureウィンドウで”新規作成”を選択して適当な名前を入力

今回は”VRC Spout2 Capture”にしたよ。


■ プロパティを設定

プロパティは下記に設定

  • SpoutSenders ➡ "Use first available sender"

  • Composite mode ➡ "Default"

  • Poll time for new senders ➡ "normal"

SpoutSenders:
複数のSpout送信元がある場合、どの送信元から映像を取得するかを選択
Use first available sender ➡ 最初に検出した送信元を使用

Composite mode:
映像の合成モードを選択
通常は「Default」を選択

Poll time for new senders:
新しいSpout送信元を検出する頻度を設定
標準的な頻度で検出 ➡ 「normal」


■ VRChatを起動する(今回はデスクトップモードで)

起動直後は元々OBSをセットアップしたときのVRChatのウィンドウが表示されている。


■ リングニューからカメラを取り出して設定を変更

カメラのモード ➡ ストリーム ➡ Spoutストリーム


■ Spoutストリームを”ON”に変更


■ OBSにカメラの映像が出力されていることを確認

VRC Spout2 Capture(Spoutストリーム)経由でVRChatのカメラの映像がOBSに出力されているはずだよ!

※もしVRChatのウィンドウが表示されている場合は”ソース”の順番を上下に入れ替えてみてね!


■ カメラをOFFにしてもSpoutストリームは維持

ちなみに、カメラをOFFにしてもSpoutストリームが”ON”になっていればカメラ経由の映像が維持されるからデスクトップモードでも移動したり、何かを操作することができるよ!

■ 元々のOBS設定のウィンドウがはお好みでOFFにしてね

元々のVRChatのウィンドウを非表示(目のアイコン)にしておけば、Spoutストリームを“OFF”で何も表示されなくなるよ



VRChatのカメラ機能が動画で利用可能に!

VRChatのカメラ映像なので、これまでカメラでしか使えなかったいろいろな機能が利用できるよ!

■ マスク

  • 自分のアバター の表示のON/OFF

  • 他のユーザー のアバターの表示ON/OFF

  • ワールド表示 のON/OFF

  • グリーンバック のON/OFF

  • UI表示 のON/OFF

■ フィルタ

  • フィルタなし

  • ブループリント

  • グリッチ

  • 集中線

  • うずまき

  • モザイク

■ フォーカス

  • フォーカスOFF

  • フルオートフォーカス

  • セミオートフォーカス

  • マニュアルフォーカス


OBSへの出力解像度

出力解像度は HD(720p)~4k(2160p)の間で選択できるよ!
※OBS側の設定も合わせて変更する必要があるから注意してね!

  • HD 720p

  • FHD 1080p

  • QHD 1440p

  • 4K 2160p


音声出力は従来の方法で

Spoutストリームは映像出力だから、音声はこれまで通りの方法”アプリケーション音声キャプチャ”で取得してね!

やり方はこっちを参考にしてね ➡



参考文献


いいなと思ったら応援しよう!