子供に名前の由来を聞かれたら
自分の名前はどういう思いでつけてもらったのだろうか
人生で一度は、誰しも考えたり、
実際に親に聞いたりしたことあるのではないか。
息子に聞かれたときに、
きちんと答えられる意味
ある名前、漢字を使いたい。
それが、私の名付けの最大のテーマだった。
さかのぼること、私の小学生時代。
宿題で、名前の由来を聞いたとき、
母はそれはまあ、素敵な景色が広がるストーリを話した。
よく覚えていないが、こんな風であったと記憶している。
「あなたを産んだ病院の帰り道、
一面にお花が咲いていて、とってもきれいで、
そんな風にあなたも凛と咲いてほしいなと、願いを込めてつけたの。」
その花がきれいな時期なのは嘘ではない。
しかしである、私の名前の漢字に、その花の漢字はない。
ひらがなにした時に、一文字一致するくらい。
「その意味ならこの漢字じゃない?」と言ったけど
母は「画数が良かったのは、この漢字なの」と言って、かわしてきた。
小学生の私は、納得してそれで終わっていた。
大人になり調べたところ、実際画数はそんなに良くなかった。
(弟の画数は、とても良かったのに。
結婚して名字が変わらないからとのこと。)
つまり、何が言いたいかというと、
私の名前は、音の響きと、画数で決めた漢字なだけで、
特段意味がないと言う事だ。
さて、母となった私は、長男の名づけをどうしたのか、の話だ。
シンプルで分かりやすく、
誰もが意味を想像できる漢字にしようと思ってた。
しかしである、本やネットで散々、夫と候補を出し合ったものの、
なかなか決まらない。
毎日、良い名前はないかと、アンテナを張って過ごす。
専業主婦だった私の、お楽しみ&情報源は、テレビ。
毎日楽しむ、大好きなドラマ。
ドラマの主人公に子供が生まれた!
命名された名前が…気に入った!
その名前をつけた!
…ただそれだけなんです。
一応、私の名前とは違い、シンプルに意味が通る漢字を当てた。
大きくなった息子に、ついに、
「どうしてこの名前になったの?」と聞かれた。
「あなたには、こういう風に育ってほしいから、この名前をつけたの」
と私は話した。
私も母と同じことをした。
親の心、子知る である。