梟の止り木

只今戻りました。おや、ご機嫌斜めですか?
……なるほど、そちらの方が。
それは確かに貴方が怒るのも無理はありませんね。
それで、その方はどうなさるおつもりで?
今選ばせている…畏まりました。

(依頼人の耳元で)
お客様、どうしても死にたくないと言うのなら『耐える方』をお選び下さい。
私がこっそり、傷を癒やし続けて差し上げましょう。
途中でやはり死んだほうがマシだと思われたとしても、必ず100回殴られるまで生かしてご覧に入れますよ。
猛禽を怒らせてしまったのですから、それくらいは受け入れていただけますよね?
それに、貴方にここで死なれると事後処理が面倒なものですから……死体の処理とか重いのもそうですが色々と手間なんですよ。
ご理解とご協力をお願いできますか?


この後、現場に帰ってきたサポート係の反応を書いてみました。

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