片足の梟

どうした?そんなに震えて。傭兵を見るのが初めてと言うわけでもなかろうに。
やましいことがないなら堂々としていればいい、そうだろう?
では、早速仕事の話をするか。契約書を寄越すといい。

……ほう、人に命をかけさせるのにこんなはした金を提示してくるとは。随分と舐められたものだな。
本当に『片足』だと思っていた?それが理由になると思うか?本当に片足しかないとしても、仕事をすることに変わりはないだろう。 ついでだから教えてやる。片足の梟と名乗っているのは、片足でも問題無く仕事ができる程度には強くなりたいからだ。

さて、貴様に選択肢をやろう。一撃で殺されるか、百発まで殴られて生き残れる方に賭けるか。好きな方を選ぶといい。優しいだろう?

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