わたし、変温動物です。
ひといちばい
いや、ひとすうひゃくばい
わたしは温度に敏感だ。
人間は(わたしも含めて)恒温動物というけれど
前世はきっと変温動物だったに違いない。
(いまぐぐっとしてみたら、最近は変温・恒温動物と分類しないみたい。
いやあ、これで年齢がばれちゃうね。いや、このまんまいっちゃうよ。
きっと「うんうん」ってうなづいてくれる”あなた”がいると思うから)
どんなに真夏でもアイスコーヒーとケーキを一緒に食べるには勇気がいる。
(冷房も加わって、3寒で一気に具合が悪くなってしまう。)
さっきまで暑い暑いって半袖着たら
出ている腕に風が当たって一気に寒くなったり、
ブツブツが出てしまう。
(いやこれは寒冷蕁麻疹っていうちゃんとした症状か?)
それでも最近の入り口ごとの検温にはいい成績(36.5℃前後)を出しているから
世の人様には全くこの変温ぶりはしっかり隠せている。
だからこそ、今の季節の変わり目。
天敵です。白旗フリフリしちゃいます。もうどうにでもしてください。
どうやっても勝ち目はありません。
と、自分にさっさと白いタオルを投げてしまって(それもできれば大量に)
そのタオルにくるまっていたい(バスタオルサイズがくるみがいがありそう)
と思うほど、苦手だ。
あんなにエアコンなしには寝れなかった夏が今になってはまるで異国の思い出。
来週の最低温度10℃という数字に、ここもすでに異国に来てしまっているのか。
そうか、季節の変わり目は異国のトラベラー。
こんなに涼しいのに半袖を着ているあの人たちは異国の人。
真冬でもアイスコーヒー飲めるあなたは南国からのトラベラー。
かくれ変温動物は
この季節の変わり目という異国での生活を
着たり、
脱いだり、
ぐるぐる巻いたり、
抜襟したり、
重ねたり、
で、生きています。
不審がる人には
「季節の先取りがおしゃれさん。」なんて大見栄張っていること。
変温動物のプライド、ですね。