おひとりさまのみらい
わたしは「おひとりさま」。
多分、これからも、そうかな。(いまのところは、なんてかっこつけてみる。)
同級生が亡くなって(あれはショックだったな)、
親の老いを感じることが多くなって(気がつかないふりをしてるけど)、
朝枕の跡が消えるのに時間がだんだんかかるようになって(まったく!)
夜中、2つ隣の部屋に寝ている母親のいびきが聞こえないとビクッとなって
(よかった、生きてる。)
生命保険の受取人に誰を書くか、
担当の人がすぐに答えられなくなって(聞いたの、私だけですか?)
そんな日常が起きるたびに
ああ、おひとりさま予備軍なんだな、って思い知らされる。
このあいだは
法定代理人がいないおひとりさまは入院するときも大変、と聞かされた。
若い頃、将来おひとりさまになったら、
いつ入院しても困らないように準備しておくといい!って聞いて
なるほど!
きれいな下着やタオルは必需品、なんて思ってたけど。
そういうことだけじゃなかったみたい。
保証人というハードルがあるそうな。
遠いみらいって思っていたけどいつおきてもわからんな。
あんなに暑かった夏が終わって
あっという間に布団が恋しくなった。
知らない間にも季節が着々と進んでいるように
確実に
絶対に
おひとりさまがもっと生きやすくなるようなみらいになっていると、
いいな。
そう願う、おひとりさま予備軍です。
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