日本の風土にあった快適な暮らし
こんにちは
言霊 子育てセラピスト
先日、親子で参加した自然体験イベントで初めて竹飯盒をしました。
長さ1mほどの竹をかまどの幅にあうよう、両節をのこぎりで切る。
そして、蓋となる部分をのこぎりとのみで切り取る。
蓋の接合部分をやすりで削り、子どもたちそれぞれ自分の竹飯盒を完成させた。
2合のお米とお水をいれ、次はかまどの準備。
竹をかまどで使用できるサイズに切り、小枝などを集め、空気が入るように小枝や竹・薪を組み火をつける。
竹・薪に上手く火が付くように何度も挑戦する。
風をおくり、かまどの火力を調整し、竹飯盒を置く。
油断すると火力は弱まるため、竹や薪を入れ強い火力を保つため色々工夫している息子と娘。しばらくすると、竹から水分がでてくる。頃合いをみて、かまどからおろし蓋を開ける。
炊き立てのいい香り。
竹飯盒のなかのご飯は、ふっくらしていて一粒一粒がとても綺麗。水加減も丁度よく、もちもちとっても美味しかった。
一度使った竹飯盒は水分が抜けているため、再利用は出来ないとの事。
使用後の竹飯盒は、かまどの燃料になるという。
貴重な体験が出来た事に感謝しながら、イベント中に伺った竹山の話が氣になりました。
日本には竹山がたくさんあるが、年々管理されていない竹山が増加しているという。なかには、持ち主をたどると江戸時代まで遡ることもあるそうだ。
以前、日本では多様な竹製品が暮らしのなかで使われていた。
竹籠、竹蒸籠、竹垣、竹すだれ、竹の釣竿、茶筌、のれん竿、弓、竹細工、竹玩具など
しかし今ではそのほとんどがプラスチック製など別の素材で代用されている。
竹の需要と供給のバランスがとれていると、自然に竹山が整備される。このバランスが壊れたことによって、竹山が荒れている。
竹製品を利用することで、四季を快適に暮らす事ができる。
オーニングより、竹すだれの方が見た目にも涼し気で風流だと感じるのは私だけでしょうか。
最後までお読みくださり、ありがとうございます。