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【ネタバレ無し】シソンヌライブ[dix]感想
※ネタバレ無しのため、ネタの内容については記載していません。
はじめに
「有吉の壁」がきっかけでシソンヌのファンになり、「お二人とも真面目そうな雰囲気だから、きっとラジオもそんな感じなんだろうな」と思って聴いた「ばばあの罠」の内容に良い意味で衝撃を受け、ますますファンになりました。
そして「お二人に会ってみたい」と思い、初めて拝見した芸人さんのライブが「シソンヌライブ[dix]」となりました。
事前にYouTubeの「シソンヌライブ」チャンネルの動画を全て拝見して、劇場に向かいました。
劇場で拝見したのは7/24(土)の14時回と18時回です。また、初日・中日・千穐楽の配信も拝見しました。
ネタバレ無しのため、ものすごく浅い感想になってしまいますが、開演までの音楽とシソンヌお二人の録音音声による注意事項のアナウンス、オープニングムービー、ネタ、暗転の短さとその演出、エンディングトーク、全て「良かった」です。
本多劇場について
人生初の本多劇場でした。ロビーで開場を待っている間、他の方もおっしゃっていましたが、私も「どこから中に入る(入場する)んだろう」と思ってしまいました。大きな劇場にはない、小ぢんまりとした本多劇場でしか味わえない感覚でした。
入場、座席、そこからの景色
入場してまず思ったのは「(事前に知ってはいたけど)思っていた以上に小さい!(もちろん良い意味で、です) 座席が綺麗! 雰囲気がとても良い!」でした。
舞台の床には、バミリと思われる白いテープがたくさん貼られていました。
座席は、14時回はF-13(最前列から1/3くらいの列の中央席)、18時回はC-13(A~B列はコロナ対策として使用されなかったため、今回は最前列となった中央席)でした。
事前にE~F列が1番観やすいという情報を得ていて、確かに遠すぎず、舞台まで程よい距離を感じました。また、思っていた以上に舞台までの距離が近くて良かったです。
C列は「舞台まですぐ!」の距離でした。最前列の中央でお二人を拝見できて嬉しかったです。
E列以降は階段状の座席ですが、A~D列は平面状のそれのため、少し首を上に向けて観ることになります。そのため、観た後に、ほんの少し首の後ろが痛くなりましたが、翌日の朝起きたときには治っていました。
いつかA-13(最前列の中央席)でお二人を拝見してみたいなと思いました。
開演
ついにお二人を生で拝見!
お二人とも背が高いのでそう思うだろうなと予想していたのですが、実際は「スタイルがいい!」でした。
じろうさんは予想通り細長かったです。長谷川さんは体格が良さそうなイメージでしたが、実際はスラッとされていました。
ネタについて
ちょっとしたやり取り、言葉、言い方、表情、体の動きでたくさん笑わせていただきました。また「よくこんなこと思いつくなあ」と思ったところがたくさんありました。
エンディングトーク
14時回は前日の東京オリンピックの開会式の話題になり、じろうさんが松井のモノマネをしてくださいました。ミスターのモノマネをされる時の声質に近い感じでした。
18時回は開演すぐから終わりまで舞台に虫が飛んでいて、その話題になりました。「1番後ろの方の席で(虫が)見えた方がいたら、手をパンと叩いてください」とお二人がおっしゃると、手を叩く音が複数聞こえました。
虫に対して、長谷川さんは「腹立ったわあ」、じろうさんは「倒してやろうかと」とおっしゃっていました。舞台に虫が飛んでいたのは、今回のライブですでに2~3日あったとのことです。
お二人のすごさ
開演して数分後までは「長谷川さんだ!」「じろうさんだ!」と、ご本人を拝見していると思えるのですが、不思議なことにだんだんお二人とも「ネタの中に出てくる人」にしか見えなくなってしまいます。
脳がお二人のことを別人だと認識してしまっている感じがしました。これがプロ中のプロのコント師なんだなと思いました。
僭越ながら、お二人それぞれが群を抜いてすごいなと思った点を述べさせていただきます。
長谷川さんのすごさ
声のトーンや抑揚、顔の表情、体の動きで笑わせたり、心情を伝えたりする表現力です。特に、声や顔の表情だけで心情が伝わるのはすごいなと思いました。
じろうさんのすごさ
全部同じじろうさんですが、ネタごとに全くの別人にしか見えないことです。「演技」や「憑依」といった言葉では表せない、それらを超えたすごさを感じました。
シソンヌライブの魅力
何度観ても面白いことです。劇場で拝見するまでは「演劇みたいに毎回内容は同じだから、何度も観に行かなくていいか」と思っていました。しかし劇場や配信で5回は拝見して、次に何が起こるかも分かっているのに、同じところでも何度も笑ってしまいました。
また、毎回ある、台詞や動きのちょっとした違いも面白く「何度観ても面白い!」という発見がありました。シソンヌライブは「全部ちがって、全部いい」です。
おわりに
千穐楽が終わった後の同日、じろうさんがInstagramで「生で、劇場で見る笑いの火を消すわけにはいきません」と熱い言葉を記されていましたが、本当にそうだなと思いました。
もちろん配信でも楽しめますが、劇場で拝見する方がもっともっと楽しめます。芸人さんの表情や動きを生で拝見したり、声量を肌で感じたりできる場に勝るものはありません。
今回の経験を通して、生で拝見するお笑いライブは、私にとって生きる活力になるくらい、パワーのあるものになりました。
たくさんの笑いの時間をご提供いただいたシソンヌのお二人、スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
すでに発表されている来年の「シソンヌライブ[onze]」、今からとても楽しみです。来年も無事に完走できますように。