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タオルとアートが融合した今治タオル美術館で学ぶ、丁寧な暮らしのヒント(ICHIHIRO|愛媛県今治市)
今治市中心部から車で約30分。
閑静な山合いに建つ洋風のおしゃれな建物が今回の目的地。
全国でも珍しい、タオルの美術館「タオル美術館ICHIHIRO」へ行ってきましたー!
知る人ぞ知る、ムーミン好きの聖地としても有名な場所です。
ムーミンたちが暮らすムーミン谷は、自然いっぱいのどこかにある谷、なんだそうですが。ここ「タオル美術館ICHIHIRO」も自然に囲まれた、ほっと落ち着くような佇まいです。
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駐車場に車を止めて、エントランスへ向かうと、まずはキリンさん親子がお迎えしてくれました。このご時勢柄、キリンさんもマスクをしていて、今だけの可愛い限定ショット☆
実は、このキリンさんもタオルでできているんですよ。すごいですよね!
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当施設の中には美術館をはじめ、カフェやレストラン。そして、いくつかのタオル売場と物産コーナーが併設されています。が、一番の目的地は、やっぱりギャラリー!
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というわけで、ギャラリー入り口は上の階になるので、キリンさん横の階段を上っていきます。
すると、まず目に飛び込んできたのは…みきゃん!!!
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みきゃんに囲まれると、「あぁ、愛媛に来たなぁ~」と感じます。笑
いくつかのショップを通り過ぎ、美術館入り口のある4Fへやってきました。
ムーミンタオルだけじゃなく、ムーミングッズもたくさんおいてあります!
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ほかにも、ドラえもんや、ミッフィー、ミニオンズ、ハローキティ、スヌーピーなどのキャラクタータオルも。もちろん、シンプルかつカラーバリエーション豊富な使いやすいタオルもたくさん並んでいて、もうワクワク。あっちにこっちに、目移りしちゃいます!
この日はお天気も良かったので、美術館へ入る前に、まずはお庭に出てヨーロピアンガーデンを散策することに。季節ごとに様々な花が咲く美しい花壇はもちろん、梅や桜、藤、ブルーベリーやレモンなど、様々な木々が、一年中、四季折々華やかに出迎えてくれます。
一万坪の美しいヨーロピアンガーデンの緑と青。
そこに、季節に応じて差し込む差し色。なんともフォトジェニックな空間です。
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早速、ムーミンパパを発見です。
望遠鏡片手にこちらに手を振ってくれています。かわいい~!
「ブロンズ像」ってところが、庭園の雰囲気をより際立たせていて。異国情緒ある世界観が素敵です。
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悪い顔で果実?を見つめるミィも次いで発見。笑
「美術館」という堅苦しいイメージだけじゃなく、お気に入りのブロンズ像探しという楽しみも見いだせるのでお子様連れでもしっかり楽しめそうです。
ちなみに、このガーデンでは、イルミネーション&3Dプロジェクションマッピング「ガーデン夢のきらめき」と銘打って2022年11月6日~ 2023年1月31日までイルミネーションイベントも行われています。
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「夜はこのトンネルも電飾が飾り付けられてきっと一層美しいんだろうなー」と思いながら、トンネルを抜けた先に見えてきたのは「ガーデンテラス」。
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ガーデンテラス入口のワゴンで、ガーデンで採れたばかりのお野菜も販売していました。しかも、これ、全部1袋100円なんですよ?!え、安すぎません?!!!(へたしたら産直よりも安いのでは…? ここ通いたい……。)
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というわけで、まあ、大好きなおネギと茄子をちゃっかりと入手しまして。
ビニールハウスの中にお邪魔してみます。
すると、可愛らしい多肉植物がずら~りと並んでいました!!! その数なんと約1000種類。もちろん、これらも販売されているのでお気に入りを購入可能です。
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ぷっくりしていたり、トゲトゲしていたり。赤かったり、白かったり、緑だったり、紫だったり…多種多様なかわいこちゃんだらけ…(胸キュン)
しかも、鉢物の品ぞろえも豊富なんです。
インテリアに似合うようなシンプルな形状のものから、カラーリングで楽しめそうなもの、はたまたこんな変わり鉢も…!!!
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ガーデニング好きさんはもちろん、新しく植物を育てる生活を始めてみたいなーという方にも、お気に入りのものが見つかるかと思います。あっちもこっちも可愛い子ばかりで、めちゃくちゃ楽しかった。笑
ほっくほく気分でガーデンを後にしてお庭散策をしていると、可愛いカップルを見つけました。
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相合傘してる~!かわいいッ!!
このほかにも、スナフキン、ニョロニョロ、スノークのおじょうさん、モラン、フィリフヨンカ…等々。たくさんのブロンズ像を見つけました。全部載せると、それだけでこのコラムが終わっちゃうので割愛しますネ…笑。
余談ですが、歩くのが疲れたー!という方には、ガーデンには「中華レストラン」と「カフェ」もあるので。のんびりとお庭を見ながら、美味しい食事で優雅なひと時を過ごすのもオススメですよー◎。
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さーて!
ガーデンも散策し終えたので、館内へ戻ります。
ギャラリーエントランスでチケットを購入して…。
今治産ミニタオルの記念品プレゼントをいただきました(わーい!)
まずお目見えするのが120mにわたって展示されているタオル製造工程。実際に動く機械で、綿花を糸にして、糸が紡がれてタオルになっていく過程を見ることができます。
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こちらは、円筒状に巻いた糸でできた「チーズ捲糸の壁」。実際にタオルを作る時に使用される糸でできていて、約200色に染め分けられたものが壁一面に並んでいます。切り取って見てみると、色味の違いで感じ方も違ったりして、不思議な感覚です。
「タオルができるまで」のお勉強ゾーンを抜け出た後は、タオル美術館の神髄を見に行きます。
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長さ40mのムーミン柄。
とんでもなく長いけれど、これ1枚もののタオルなんです。
ちょっと離れて見て「かわいいデザインだなぁ」。からの、近くで見て「ほんとにタオルだ…」となり。もう一回、ちょっと離れて、見て「ウソやん…」と疑い。もう一回近づいて「うん、やっぱりタオル…」という行動をひたすら繰り返すのみ。それくらい、精巧過ぎる技術に混乱しちゃうんです。
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絵画かな?と思いきや、まさかのタオル。。。
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タペストリーとポスターかな?と思いきや、まさかのタオル。。。
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原画かな?と思いきや、まさかのやっぱりタオル。。。
技術が凄すぎます。脳がパニック起こすレベル。
この色の繊細な濃淡とか、ライトや火の灯りとか…美しすぎて意味が分からない。色の表現力の技術が凄すぎます。
元々、タオル美術館は「タオル製造の技術力の高さを多くの人に知ってほしい」という想いから作られたそうです。
まるでキャンバスへ描くように糸で美しい絵を織り込んだり、タオル製立体オブジェを作ったりする技術を用いて、アートという形で伝えているんですね。
今治では、霊峰石鎚山より流れ出た地下水などの重金属が少なく硬度成分も低い、晒しや染めに適した良質の水が豊富にあったこと。また、温かい気候が綿花の栽培に適していたこと。そんな好条件の元、江戸時代から絹織物の産地として、発展をしてきました。
国内では60%以上のシェアを誇る今治タオルですが、90年代~00年代にかけて、安い中国産タオルに市場を奪われて、生産量が減るという課題を抱えました。そんな最中、デザイナー佐藤可士和氏を起用した「今治タオルプロジェクト」を2006年にスタートさせ、今治のタオル業者が一丸となって力を合わせます。地域を上げて「今治タオルブランド」発信を始めたのです。
「今治タオルブランド」とは、今治タオル工業組合が独自に定めた品質基準に合格したタオルのみにつけられる商標のことを指します。
今ではすっかりお馴染みの「赤、青、白のタグ」が目印のアレですね!
「今治タオルブランド」の特徴は「高い安全性」と「優れた吸水性」。
吸水性試験は「1Lの水が入ったビーカーの上に、1cm四方のタオルを浮かべて5秒以内に沈み始めたら合格」というものなんだそう。「未洗濯状態」と「3回洗濯後」の2回試験が行われ、クリアした商品のみが「今治タオルブランド」認定されるのです。
徹底したこだわりを感じます……!
「今治タオルブランド」の強さと信頼を再認識した「タオル美術館ICHIHIRO」での時間。
タオルとアートが融合した、まさにその名の通り「タオル美術館」でした。
※ちなみに今回ご紹介したディズニープリンセスパーティーモーメント展は2022年8月31日~2023年1月10日までの企画展示です。ご注意ください。
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コトバスエクスプレスの降車場所となる「JR松山駅東 ホテルニューカジワラ横」から徒歩5分の「松山駅」へ向かう。JR予讃線 観音寺行に乗車し約65分「JR今治駅」で降車。JR今治駅からタクシーで約25分で「タオル美術館ICHIHIRO」に到着しますよ。
※詳しい情報は外部サイトをご確認ください。
【タオル美術館ICHIHIRO】
所在地 〒799-1607 愛媛県今治市朝倉上甲2930
営業時間 9:30~18:00(ギャラリー見学は閉館30分前まで)
定休日 不定期
サイト http://www.towelmuseum.com/
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