持ち堪えて欲しい

持ち堪えて欲しい。もう十分長く持ったと感じられる時まで。自分の働ける体力、高齢の親の命、買い替えできずに乗り続ける車、くたびれてきた冷蔵庫・・・どれも突然お別れの時は来てしまう。いつその時が来てしまうのかと不安に思いながら毎日を過ごしている。

自分自身については、子供が一人前になって巣立っていく日まで健康で元気に働きたい。親に対しては、育ててもらった恩返しが十分できたと実感できる日まで生きてもらいたい。くたびれた車や冷蔵庫たちには、家計に余裕が出来て、いつ壊れても買い替えられるなと確信が持てる日まで頑張って動き続けて欲しい。

それでも現実は残酷にも突然の別れを私に突き付ける。

いま頑張って動き続けてくれている人たちとモノたち・・・明日も明後日もなんとか変わらない元気な姿を見せ続けて欲しいと祈る。

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