汝、ギャルを愛すよ……
新テニミュを観に行った。
ようやくテニミュ童貞を捨て、思うことがありすぎて五万文字くらい書きたい気持ちはあるが、ここはぐっと堪えて簡潔にまとめてみることにする。
なぜなら1人でも多くの人にこの気持ちを共有したいからだ。
分かち合いたい、この想い…
できることなら、新テニミュを観に行った全員と、あのシーンが良かった、あの曲が良かった、などとキャピつきたい。あったかいカフェオレでも飲みながら、みんなでブロマイド見せ合って各自の推しについてキャーキャー言いたい。
だが出来ない。悔しい。なので文字にしておくことにした。
以下、そういうブログです。
(ネタバレしかない)
1.
私の愛した、黒ギャル、白ギャル、ヤマンバギャル
先に配信を見たり、Twitterでネタバレを回収していたので、今回のミュにはギャルゾーンと呼ばれている席があることは把握していた。
ギャルゾーンとは、種子島、リョーガ、遠野の3人のベンチのことである。
とにかくギャルみがある。派手で可愛くて主張が強い。この3人に私は心を奪われていたので、この中の誰かに推しが決まると思っていたのだが、実際目の当たりにした所「全員それぞれに良すぎて決められない」という結果になり「ギャル箱推し」になってしまった。
●黒ギャル 種ヶ島修二 / 秋沢健太朗くん
画像で見るより数倍イケメンだった。そんな画像詐欺ある?ちょっと!騙さないでよね!!(ぷんすこ)と思いながら見つめていたら、ものの見事に恋に落ちた。修ぴぴはマンガで読んだ時にすでに普通に好きだったから、ミュで見ることでさらに好きになった。人生で初めてブロマイドを買った。未だに照れて直視できない。どこに保管したら良いのか検討もつかず、取り急ぎ文庫本のしおりみたいにしてみたら、戦場で恋人の写真をこっそり隠し持ってる老兵みたいな感じになってしまった。恥ずかしいのでとりあえず閉じてある。
ジャージの着こなしもイメージ通りで、本物のチャーイ⭐︎は圧倒的陽。陽キャのギャル。健やかに眩しい陽の者。
そんな修二が突然「Nothing…」と歌い始めた瞬間、時は止まり、大地は揺れ山は噴火し、地盤は二つに割れ、この世が祝福に包まれたのであった。(要約:ハートを射抜かれました)
秋沢くんの真剣な眼差しひとつで、多分3万人くらい恋に落ちる。街が滅びる。突然のマジ顔、とてもかっこよかった。好き。種子島修二はギャルで言うところの黒ギャル。明るく陽気で個性強い。好き。
結論、Nothingは普通に助かる。
●白ギャル 越前リョーガ/井澤先生
もうね、全てが完璧。
もう井澤くんのこと好きにならない理由がどこにもないの。井澤くんの歌、南次郎みたいな話し方、軽いステップ、突然のムーンウォーク…。飄々としてて掴みどころのないリョーガ、そのものっていうか、原作をリョーガを大きく飛び越えて「ギャーーーー!!!かっこいいいいいいい!!!」と思ってしまう。
こんな、ピンライトが似合う男いる?!?!
いねーよなぁー?!?!と、心の中のマイキーが顔を出す。あかん、やばい井澤くんを褒め称える集会が始まってしまう。この世のスポットライトは、井澤くんを照らすためにあるとしか思えないよ……
圧倒的に全てが上手くて、人を魅了するなにかがある。昔アムネシア見た時にパスタの歌聞いた時も「めちゃくちゃ上手いな」と思ったけど、改めて今日、さすがです……思った。
今がもし江戸の世なら、多分井澤くんの浮世絵が町中に貼ってあるだろうし、町娘は全員井澤くんのことが好き。そんでいろんな美女と浮名を流して、江戸の全員が「アイツぁ〜〜色男だよなぁ〜!」って認識してるような、そんな人物だと思った。
井澤勇貴 is 完璧。
ちょっと首元が空きすぎててギャルみあるのも好き。あと、井澤くんの声が個人的に好きなので、「井澤先生、その声で私の名前を呼んで……」と思いながら聞いていた。文字にすると自分のキモさが如実に表れてしまい辛い。リョーガはギャルで言うところの白ギャル。圧倒的に強く、圧倒的に美しいから。
●ヤマンバギャル 遠野篤京 / 輝馬
一番意外だったというか、普通に役者が上手すぎて本当にびっくりした。信じられんほど歌が上手かった。突然始まる帝国篤京歌劇団。
余裕たっぷり、ワンランク上のエレガンスがここに……。ボーテ。中世の香りがここまでプンプン香ってくるぜ。
輝馬さんのことは何も知らなかったんだけど、身体の使い方がわかってるって感じがすごくした。チカラの抜き方がめちゃくちゃうまくて、ダンスしててもめちゃいい感じに篤京だし、歌っていても、試合してても、ちゃんと「遠野篤京」なの。揺れる髪、のびる指先、シルエットに映し出される彼のすべて、見ていてウットリしてしまう。篤京というより輝馬さんのことを好きになってしまう気がする。キャラクター作りがうますぎる。ディスタンスの時も、ずっと目で追ってしまった。抱きしめる〜みたいなシーンで、樹齢1億年の御神木でも持ち上げてんのか?ってくらい、腰を落としてなにかを抱き締めている姿が、なんか愛おしくて、見てて叫び出しそうになった。𝙎𝙐𝙆𝙄𝘿𝙀𝙎𝙐……。
篤京は、キャラクターとして、言ってることもやってることも品がないというか(ごめん)、漫画を読んだ時は「なんだコイツは?!」としか正直思ってなかったのに、
ミュになった途端、こんなに上品でエレガントで優雅でファビュラスで、カッコよく見えるものなんだな……。
役者さんのチカラってすごいなとしみじみ思ったし、エレガンスすぎるお辞儀が本当に綺麗だった。篤京のエレガンス上流貴族様のお辞儀姿、アクスタにしてほしーよ。でも、遠野くんって何ギャル?って聞かれたら、普通にマンバぢゃね???って感じだよね???ぶっちぎりでクレイジーだし。(好)
てな感じで、新テニミュはギャル3人が本当最高だった、ってワケ〜〜〜⭐︎
この3人に、目線を下にしてピースするギャルのプリクラポーズしてほしい……それかエッグポーズ。
2.
実在した跡部景吾
「え、本物いるじゃん……」と思った。
まるでディズニーランドでミッキーマウスを見つけた時みたいに、「あ、本物だ」と瞬時に本物認定がおりてきて、自分でも驚いた。それくらい跡部景吾だった。髪の毛がーとか、顔がーとかじゃなくて、雰囲気が。出立ちが。まとってるオーラが「跡部景吾」そのもの。
この漫画の中で一番実現化することが難しいであろう、跡部景吾(個人的解釈)なんだけど、本物を目の前で見たことによって、瞬時に雌猫になった。
ワンマンパワーの曲が素晴らしすぎて、言葉を失う。歌声ひとつでこんなに人の心を動かせるものなんだろうか。高橋くんのこんなに細く、華奢な身体の一体どこから、こんなエネルギーの塊みたいな歌声が出てくるんだろう。
配信で見た時、「俺は跡部だ〜」というフレーズがちょっと面白くて、ふふふって笑ってたんだけど、会場で彼の歌声を聴いたら、笑いとか一歳出てこなくて、とにかく圧巻。好きとか、カッコいいとか、そういう類いの感情をはるかに越えた「すごい……」
みたいな感情になった。
ミュージカルは、見るものではなく浴びるものだと誰かが言っていたのを思い出した。このことか、と理解した。今回のミュージカルの個人的山場はここ。この曲聴くためだけにもう一回行こうか迷う。現地でしか得られない栄養素があるとして、多分このワンマンパワーの曲にその栄養素が濃縮還元されていることだけは私にもわかるよ。
とにかく、すごく良かった。(語彙力消失マン)
change change change!の歌の時も、跡部の「エボーリューショーーーォン♪」のところが最高に好き。高橋くんが人気なの、よくわかる。跡部役に相応しき実力者だった。
3.
その逞しきこと上腕二頭筋のごとし
拓殖コーチ(進藤学さん)は、アルゼンチンタンゴをやっている、という情報を友達から聞いていて、本物を見て納得した。
面白くもなんともない感想で申し訳ないんだけど、「人間の身体って美しいんだなー」って気付かされた。
美しすぎる二の腕、無駄のない身体とはまさにこのこと、って思った。私はぽちゃぽちゃしてる自分の体に見慣れきっていたので、
同じ人間という種族でこうも違うものか?!?!と、見せつけられたような気さえする。金を払って見る価値がある二の腕だ。
身体がいい、というとなんだか卑猥な響きに聞こえてしまうんだけど、そういうのじゃなくて、なんかこう、健康的で背筋が伸びてて、引き締まっててヘルシー、みたいな、健全たるセクシー、って感じ。彫刻みたいだった。カッコよかった…。なりたい、、あんな引き締まった身体に、私もなりたい、、、、(うわごと)
やばい、まだ書き足りない。。笑
言いたいことがまとまらない、みんなかっこよくてすごく楽しかったから。
テニミュ見て、帰宅して鏡見たら、顔の肌艶がめちゃくちゃ良くなってて笑っちゃった。くすみが吹き飛んでた。
新テニミュは美容医療、保健適用外医療用医薬品。間違いない。
また行きたいと思ったのと同時に、
光アレルギーなのかなってくらい、元から強い光とか蛍光灯みたいな人口の光に弱いので、青いライトが当たるたびに目眩してしまって、それが正直しんどかったから、とりあえず眼科に行ってから相談したいと思う。
現地から以上です。
チケットを取ってくださったのしぴさん、心から感謝を。次回はぜひ一緒にいけますように…。
キャストのみなさんが無事に全公演を終えられますように。
より多くの人が、新テニミュを観て、最高の笑顔になれますように。
楽しい時間をありがとうございました!