嬉しいと楽しいを拾い集めてジャングルジムを違法建築するぞ
「自分って発達障害なのかも」と思うことがかなり多かったが、まぁなんだかんだで生きていけてるし、
仮に本当にそうだったとして、診断が出たところで何かが良くなる気が全くしなかったので、長年放置していた。
仕事が忙しいとそういった疑心暗鬼が消えるので、いっぱい働くようになったし、ほどほど無理をしないという技術も身につけることができた。
ここ数年の私は、進化の連続である。
生き抜いていけるのは強い者ではなく、進化に対応できる者だけだ。ティラノサウルスは絶滅したが、ご覧の通り私は存命。このまま進化を続け、願わくば寿命をまっとうする。
今日は金曜日で給料日だったので、早めに仕事を切り上げて、自分に向き合おうと思いブログを書いている。
以下、最近感じた取り止めのない事を書き記しておく。
Twitter、一周回ってクソおもろい
去年は「もうTwitter(X)はもう終わだ、開くたびに憂鬱になる…」と思って疲弊していたはずなのに、
2025年になったら何故か一周回ってTwitterがめちゃくちゃ面白いと感じている。風向き180度変更。風の時代過ぎてワロタ。
具体的に何が面白いと感じたのかというと、
ホリエモンがフジテレビの株を買ったというニュースが1番面白くて、20年越しのリベンジマッチだ〜〜〜!!!と思ってかなりアツかった。実写版•梨泰院クラスじゃん。
やっぱり人生は後半が1番おもしろい。映画もドラマも伏線回収が盛り上がるし、やられた分やり返す時が1番気持ちいい。
人生の伏線は、絶対回収しに行ったほうがいい。
確信した。若い時に派手に負けたり、大きくコケたならなおさらだ。そんなもんは、数年後でも、数十年後でも、人生の見どころポイントとしてギャラリーを爆沸きさせるためのスパイスにしちまおうぜ。
同じようなテンションで盛り上がってるおじさん達がかなり多いように感じる。人生の後半に、こんな面白いチャンスなかなか回ってこないもんね。フロアは最高潮に盛り上がっております。ホリエモンがんばれ。応援しています。
あと、ドナルドトランプの話もここ最近めちゃくちゃ面白い。大統領になってからの仕事の速さが凄過ぎて、本物のリーダーシップを見せつけられていて眩しい。「明日、ビットコインがめちゃくちゃ値上がりするぞ!」と一部の界隈が盛り上がりまくっていて、「あと数時間で日本中で億り人が急増します!!」と投稿してた人達が、翌日しれっと通常運営に戻っていた時も面白かった。こんなにしれっと、通常運営モードに戻るんやな、あかんで工藤……。まぁ、それぐらい図太くないと情報商材屋なんかやらないよね。見応えがあった。通常の生活で一生関わることのないであろう人間達の挙動を無料で見れてしまうTwitter、やはり面白いが過ぎる。
インドの話になると人は何故
年の頭に「インドは1人で旅行しにいく彼女はありかなしか」みたいな話がTwitterで盛り上がっていた。やばい、またTwitterの話してる。本当にTwitterばっかりやってるな。で、そう、そのポストに対して、いろんな人があり得ないだの、ナメてるだの、そんなバカ女ほっとけだの、酷い目に逢えだの、はたまたちゃんと調べていけば問題ないとか、自分で考えて体験することが大切だとか様々な意見が飛び交っていて、4℃問題と初デートサイゼリアありなし問題に引けを取らない盛り上がりを見せていた。普段旅行のことなんて何にもポストしてなさそうな人達が、なんでインドありなし問題でこんな盛り上がるのだ?と、疑問すら湧いた。
人は、なぜインドの話になると黙っていられなくなるのだろうか。
このポストの引用先も、みんな知識が豊富で、いろんな知識や雑学、はたまた考察が書かれていた。みんなインドの話になると、何かしら自分の意見を言い出すの、私は好きだ。面白い。
普段、意見を述べてくださいと言っても発言を嫌がる日本人なのに、なぜかインドの話になるとみんな饒舌になる。その謎に対して、どなたか忘れてしまったのだけどお坊さんのブログ?を読んでいた時に、
「インドは答えをくれる国ではない。問いをくれる国だ。だからみんなインドのことになるとよく喋る。」
みたいなことが書いてあって、すごく納得した。
私はまだインドに行ったことがないのだけど、今年の年末の旅行から帰ってきて、楽しかったな〜と思ってベッドで写真を眺めていた時、
「てかさ、ネパールに行って、スリランカに行って、普通に全部楽しかったから、そろそろインド行けるかも?」
と急に思い立ち、今年のカレンダー見てから航空券の値段を調べてみたらなんと直行便が往復8万円で買えたので、即買った。迷い無し。ものの10分で即決。暁光。ついにインドに呼ばれたと思った。
旅行って、行くのももちろん楽しいけど、調べてる時間もかなり好きなので、これから一年間いろいろ調べて、言葉や歴史も学んで準備できるんだと思うとかなり幸せだ。嬉しい。人生で一度は行ってみたいと思ってた。そういう国へ行ける!
もう37だし、そろそろ行かないと行けなくなりそうだったし、2025年の年末も奇跡の9連休!もー全てが最高のタイミングだ、導かれているとしか思えないね。てか、独身ってスケジュールが自己都合しかないの、改めてすごい。気まますぎる。なんて自由……。結婚してた頃にはこんな自由な暮らし想像出来なかったなぁ。人間、何がどうなるかわかんなくておもしろい。インドと同じくらい、何が起こるかわかんないものなんだろうな。人生。だからみんな口を出す。わかんないから。答えなんかないから。なのに問いだけは山程あるから!!!!
私の母は、私がいつもあまりに頑固で、親のアドバイスなんて全く聞かない娘だったために気を病んでいた時期があって、瀬戸内寂聴の謎の説法CDを聞いたりしていた時があったが、
最近はもっぱら「親だから、口は出すけど好きにしな。アンタの人生に、嬉しいと楽しいがいっぱいありますように!」と、よく言ってくれるようになった。
それは諦めなのかもしれないし、子離れなのかもしれない。私の人生をおもしろがりながら見守ってくれているだけなのかもしれないし、どういう感情なのか正確にわからないが、
「嬉しいと楽しいが、いっぱいありますように」って、言ってもらうたび、
おう!!!任せろ!!!という気持ちになる。
嬉しいと楽しいを、毎日ちょこちょこ、あっち行ってこっち行って、どうぶつの森の貝殻みたいに拾い集めて、自分のジャングルジムを違法建築したるでー!みたいな気持ちだ。明るく爽やかで、かつ、世の中の大多数とはズレた感覚で、それがまた自分らしくて、そしてやっぱり、嬉しいと楽しいが積み重なっている。そんな日々。愛おしい。
もし私が80歳で死んでも、きっと37歳の私を思い出すだろう。そして「まーじでやりたい放題やったなー」と思って、クスッと笑うに違いない。若さと結婚生活を引き換えに手に入れた自由は、あまりに純度が高く、この輝きを表す単位は間違いなくカラットである。
女の人生って、ダイヤモンドだ。他人の評価なんて気にしない。鑑定書にも「最上級」って自分で書く。