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サンシャイン劇場の魔物
※以下、今年の夏は達央くんに会えて楽しいな、アハハ!というオタクの備忘録。
特に有益なことは書いてありません。
「朗読劇 極楽牢屋敷」という作品を見に行った。鈴木達央くんが出ると聞きつけて、概要も全くよくわかってないままとりあえずチケットを取った。スケジュールに「達央くんの」という予定が入るのが久しぶり過ぎて、もうそれだけで嬉しかった。
サンシャイン劇場に行くのは初めてだったので、早めに行って迷子にならないようにしようと思ったら、案の定迷子になり、3000年ぶりの池袋地下迷宮を行ったり来たりして、やっとの思いで会場へついた。
サンシャイン劇場は4階なのでエスカレーターで向かっていた所、一つ下の3階で五等分の花嫁のなんかのイベントをやっており、一昔前のアキバの男オタクイベントみたいな、池袋では見たことのない景色が広がっていた。
自分もオタクなのだが、男性のオタクと女性のオタクでは当たり前だが全く空気感が違うため、脳内に「はりつめたァ〜〜弓のォォ〜〜、震える弦のォォ〜〜」という、ソプラノの警告音が響き渡り、明らかに敵の領地に紛れ込んでしまったような、何も悪いことはしていないのにものすごく悪いことをしたような気持ちになぜか襲われ、ジコ坊のように姿勢を低くして通りすぎた。
サンシャイン劇場に到着して、同行者を待っていた所、
突然、どこからか突然、イノシシの如く男オタクが隣にいたおじさんの所へ突っ込んできて、クソデカボイスで「ぶっ、ぶぶぶ文化会館ってどこですか?!?!?!?!?」と尋ねた。
文化会館は、
ここだよ!!!!!!!
と思ったが、あろうことに聞かれたおじさまは、
「隣のビルですよ、ここは文化会館じゃないんで!」と笑顔で答えた。
男オタクは「どもでス、、」と消えそうな声でお礼を言って、隣のビルにまた突進して行った。
可哀想に、お前、絶対五等分の花嫁行きたいだろ。
と思っていたら、
10分後くらいにまた同じ男オタクが戻ってきて、汗びっしょりで迷子になっていた。
お節介かなと思いつつ、私もさっきまで道に迷っていた身なので、見るに耐えかねてしまい、
「五等分の花嫁のイベントは、一つ下のフロアですよ。」と話しかけようかと思ったが、久しぶりのオタクにかなりビビってしまい、事もあろうにジェスチャーで「下の階ですよ!!!」とハンドサインを送ってしまった。
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すると男オタクは、はっ!とした顔をして、アスアス!みたいなハンドサインをして、颯爽と下のフロアへ駆け出して行った。
ハンドサインを他人に送ったことがなかったので、意外と普通に通じるんだなと感心した。
お前もオタク、私もオタク。
共に生きよう。お前は3階で、私は4階で───────。
以下、感想です。
朗読劇って多分見るの初めてだったんだけど、普通に作品が面白かった。所々笑わせてくれて、肩の力を抜いて見れるようになっていたのはありがたかったし、それでも後半は「どうなっちゃうの?!」と手に汗握る展開だった。
配役にもよるけど、みんなそれぞれ複数人の役をやっているので、演じ分けが見ていて面白かった。役者さんてすごいね。憑依の瞬間、スイッチの変わる瞬間、表情も仕草も別人になる。
達央くんは役のイメージ(役作り)でパンプスを履いており、最初それに気がついた時めちゃくちゃテンションがぶち上がってしまった。それこそもう彼のことを10年くらい好きだけど、パンプス履いてるのは初めて見た。新鮮な気持ちをありがと謝謝(シェイシェイ)の気持ち。パーマかけたの可愛い。
というか、なんかすごく元気そうでよかった。
会話のノリというか、メンバーがそうだから当然なんだろうけど、10年前と何一つ変わらないテンション感でアフタートークしているのを見たら、心が完全に10年前になってしまい、帰り道、「あー、この道まっすぐ帰ったら私の部屋だ」と、当時大塚に住んでいた頃を思い返してめちゃくちゃ懐かしくなってしまった。
前から2列目くらいだったので、久しぶりの良い席で嬉しかった。
そして1週間後。
「声優NEO歌謡フェス2023 」なるイベントに達央くんが出ると聞きつけ、またしても概要をよくわかっていないが、とりあえずチケットを取り参加した。
あまりの暑さに死を感じたので、救急隊のお世話にならないためにも、お目当てである達央くんの出るタイミングだけ参加させてもらった。
好きな人の歌う、たった2曲のためにチケット代を払う。大人でよかった。達央くんの歌声が聴けるなら安いものだ。
歌う曲は、サザンのTSUNAMIと、シャ乱Qのズルい女。
セトリが出た瞬間、脳内再生余裕だった。
ズルい女に関しては、サビしか知らなかったため、原曲を予習したところ
「今夜バースデー、会いたかったよ〜」というところで、脳内のヲタクが
\俺も〜!/
とコールをしていた。
実際そんなことはやっていないが、心の中で\俺も〜!/出来て大満足だった。
TSUNAMIに関してはかなり良くて、声のトーンも曲に合ってるし、達央くんの声がよく通って、聞いていて気持ちよかった。
あと、2番の歌詞にある「本当は見た目以上、打たれ強い僕がいる」のところで号泣した。
おう、永遠に強く、図太くあれ…。
帰り道、脳内でサザンの曲を達央くんの声で脳内変換したら、全部いい感じなのでは?!と思い、脳内再生がかなり捗った。ヲタクのチカラをナメないでいただきたい。何枚CD聞いてきたと思ってるんだ、脳内にAIが完成しており、色んな曲をあなたの声で再生出来ます。(アウトプット出来ないだけで、ヲタクはみんな出来るよねこれ)
色んなお仕事があるけれど、歌ってる達央くんが一番好き。もう2度と歌の仕事(役名義以外)をもらえないのかもと思っていたので、普通に歌ってる姿を見れただけで嬉しかった。
つまらない愚行のせいで名前を湯婆婆に奪われて、個人名義で歌わせてもらえなくなった人みたいになっちゃうのかなと心配していたので、本人名義でまた歌ってくれて、本当に嬉しい。
いつか、YesterdayもJust a survivorも歌って欲しい。オルドコももちろん大好きだけど、個人名義でどんどん歌の仕事をしてくれると嬉しい。
人は間違えるし、怒られるし、傷つけるし傷付けられるけど、それでもなお自分らしく生きていていいのだ。
というか、そうしか生きられないのだ。
そんなことを思った。
許す許さないじゃなくて、みんながみんな、自分らしく生きるしかない。
人間にできるのはもうそれしか無い。芸能人でも一般人でもそう。謝れ、謝るな、うるせぇ、それはそれ。
お前はお前、俺は俺。この世界はそれ以上、何者でも無い。
共に生きよう。
俺たち、時々、レスバしたりもするけれど───────。
あの時は、このまま表舞台から消えてしまうのかもと思ったけど、いざ仕事復帰して賛否両論ありながらも、なんかこう『普通』だし、『今まで通り』な感じが健在で、良かったなと思った。
今年の夏は、たくさん会えて嬉しかった。
鈴木達央、永遠に元気にしぶとく生きろ。
あと、物販に並ぶなら早くそう言え、即駆けつけるから。(悔し涙)
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