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褒め・鳥・月
最近の晩ご飯
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末っ子だし悪い行いもしたことがないため、(中学生の頃一度だけ深夜遅くまで長電話してたときは怒られた)ずーっと褒められて育った。
かといってネガティブな性格に引っ張られ自己肯定感はない。
だから何かを頑張ったとき、他者からの反応がプラスの言葉でなく、へー。とかおつかれ。などで返ってくるととてつもなく不安になる。
社会人になっても日常的に褒められていた。
というのも、美容師という生き物はちょっとおかしくて、まず挨拶がわりに褒めるものなのだ。
お客さんに入ったらまず褒める、と教わり、それが癖になり、ついには身内にも褒めニケーションが出るのだ。
(それが悪いとは思ってない。いいと思うところを探して本当にいいところを口に出しているから。)
しかし普通の社会というものは、大人は日常的には褒めたり褒められたりしないらしい。
興味がないことには尚のこと、褒めるということはないらしい。
また、他者との熱量に差がある場合も勝手に落ち込んでいる。
先日なんだか落ち込んでいる友人に手紙を出した。しかしレスポンスはなかった。
むしろお節介に思われた節もある。
おせっかいにはならないように文脈も気を配ったつもりだった。
しかし私にできることはないみたいだ。
人には人の地獄があるじゃん、ねえ!
日頃自分の価値観を人に押し付けないよう、心に据えているつもりだけど、いざ自己主張してみるとこうだ。
勝手に気を遣い、勝手に苦しみ、勝手に悲しんでいる。
そういった自分の性質を最近やっと知り身に染みている。クソめんどくさー。
もうすぐ26にもなろうかというのに、今、褒められたくて、褒められるためだけにおばあちゃんちに行きたい。(涙)となっている。
でもわたし、フォロワー500人もいるし、他のアカウントとかノートも合わせたら1000人近くの人がみてくれてるし。
とかって、SNSの数を引に出したら最後、なんて惨めなんだという気持ちに陥る。
自己肯定感というのは何処から湧いてくるのか。秋の気候は過ごしやすく穏やかな反面、荒々しい自分のことは手放しに好きにはなれない。
それはそうと涼しい。嬉しい。
先日夜、バイト先の友人と焼き鳥を食べに行った。
私は本当に友人に恵まれていて、この友人とは好きなアイドルとか良いコスメとか、そういうハッピーな話題しか繰り広げられない。
この友人は生きてるだけで平和活動につながると思う。
ふすま近くの座敷に通され座っていたのだが、料理が運ばれる際、無言で襖が開き無言でじゃんじゃん料理が運ばれてくるので笑ってしまった。
空腹もあって結構な量をオーダーしたのだが、店主が冷たく、あんたら食べれんの?と言いながら焼き鳥を運んできて更に笑顔になってしまった。
焼き鳥はめちゃくちゃ美味しかった。
塩対応が売りなのかと思っていたけどお会計を終えると、帰りに食べな!とアイス2本とゴミ捨て用の袋を手渡された。
ヤッターー!!!と喜び散らかしてしまった。
アイスを手に駐車場までの道、涼しくて、程よくしゃべり疲れて、楽しかった。
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歩いてピクミンを集めるアプリにハマっている。
夕方、同居人とアプリ内で花が咲いている公園まで、はたまたコンビニまで、たくさんのピクミンを連れながら歩く。
月がデカい。晩ご飯の匂い。涼しくて嬉しい。
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