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鉄筋建て込み箇所の見える化
【改善】
橋脚巻立て工で1橋脚あたり48箇所のアンカー孔に人力で鉄筋(主筋)を建て込むのだが、鉄筋の長さが3種類あり、間違って建て込むと重さ100kgある鉄筋を入れ替えなければならない。
![](https://assets.st-note.com/img/1682722911936-1wSRBQIMEq.jpg)
個所ごとに長さの異なる鉄筋を設計書(細かくてとにかく見ずらい)でいちいち確認しるのも負担が大きく、間違って入れ替えることもあった。
![](https://assets.st-note.com/img/1682723022625-Ez5oFFQ45M.jpg)
そこで建て込み箇所に書く数字を鉄筋の種類に分けて赤青緑の三色に決め、担当者には色分けし簡易化した図面を渡したことでどの位置にどの長さの主筋を差し込むかが一目でわかるようにした。
![](https://assets.st-note.com/img/1682723126266-sJSAMiZ7o1.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1682723132318-37Ds4p7ZAt.jpg)
【効果】
色分けによる「見える化」をしたことで間違いがなくなった。
また作業員さんに「建て込む時に色分けしてあったのでわかりやすかった。」という意見をもらえた。
結果、管理側も楽になった。
【参考】
「見える化」というと安全管理での発想をしがちだが、このように作業効率をよくする手段としても使えるという好事例。
手間を大きく軽減し効果の大きな改善で、結果鉄筋の入れ替えがなくなったり作業時間を短縮することで、結果安全性も高まることになる。