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安全帯の使い勝手をよくする装置
【改善】
矢板工法トンネルでペガサス上にて安全帯を使用する際、さや管が太いためフックが掛からず先掛け使用になるか、さや管にフックを胴巻きするとロープが短くなり作業範囲が限られ、何度も掛け直す手間が掛かった。
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既設撤去材(16mm丸鋼)をリサイクル活用し、さや管に掛けられるサイズのNカン(以下写真)を作成し、さや管に取り付けて安全帯を効果的に使用できるようにした。
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【効果】
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簡単に取り付けることが出来、長めに作ってあるのでフックが知恵の輪現象等により外れることもなく、腰よりも高い位置に安全帯を確実に取り付けることができた。
使用前に0.8tのレバーブロックで引っ張り強度を確認したが、力いっぱい引っ張っても変形等は見られなかった。
【参考】
小断面矢板工法の同作業における転落リスクをほぼなくせる、効果が高く使い勝手のよい、完璧に近い提案では。
「事故を起こさない」という強い信念と、もしかすると「クリップ」にヒントを得たような斬新なヒラメキは刺激になる。