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ポンプ台車の脱線防止

【改善】
小断面水路トンネルの覆工コンクリート打設の施工において、コンクリートポンプ(台車)を坑内移動する際、車両前後の重量バランスが悪く何度も脱線し、復旧に時間を有することで施工サイクルに支障が生じた。

重心のバランスが悪く、何度も脱線

そこで台車前方に張り出しラックを作成し、作業で使用する6インチ圧送管を乗せることで台車前後の重量バランスを取るようにした。

【効果】
張り出しラックに重量がかかることで前後のバランスがとれ、脱線の頻度が大幅に減少した。
また、改善前は圧送管をポンプの上に載せてたが、ラックに載せることで積み下ろしも容易となり、結果作業性向上につながった。

【参考】
結果的に一石二鳥の改善事例。
脱線防止に台車のバランスを取ろうという目的でラックを設置し圧送管を乗せる仕掛けをしたところ、管の積み下ろしも楽にたったという内容である。
これまでの数多くの提案を見て分かると通り、①の問題を解決しようと知恵や手間をかけると、結果①が解消するだけでなく②、③のプラスも生まれることが多い。だからこそまずははやってみるべき。
 


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