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話せばかわる

利用者さんのことに関しては、積極的に知ろうと思うし興味を持って話を聞ける。

一方、母親のことに関しては、あまり興味を持って話を聞けない。

介護職員ってそうなのだろうか。介護職員あるあるなのだろうか。
ぼくのスイッチは、いつ切り替わっているのかなぁ。

将来的に母親の介護をすることになるだろうと、介護を学ぼうと介護職をはじめたわけだけれど。介護現場で学んだ気づきを活かすことができるのは、実際に母親の介護が始まった時なのだろうか。

そんなことを考えながら、今日も出勤した。
デイサービスさん。おはようございます。

とは思いつつ、実際に身体介助が始まる前にも、やれることは山ほどあるよね。

外出の機会をつくったり、食事や運動の習慣をつけたり、新しいことにチャレンジして生きる目標をつくってもらったり。

そのためには、母親のことを理解するためにコミュニケーションを取らなくてはいけない。のに。どうも昼寝をしてソファーで横になりワイドショーを眺めている母親に関心が持てない。

「おいおい、このまま死んでいくつもりかい?」
「テレビってそんなに面白い?」

直球をぶつけてやろうか。デットボールで乱闘になりそうだな。

結局アレヤレコレヤレとぼくが外側から刺激しても、内側からの変化を起こさなければ、母親はソファーから起き上がることはない。ワイドショーを消すことはない。
なに?なに?エンパワーメント?コーチング?チームビルディング?グロースマインドセット?だ?

やかましいわw
横文字ばっか並べやがって。

思い通りにならない母親に一喜一憂しても仕方ないので、やっぱりお話する時間を意図的につくらないとなぁ、と。そう思うのでした。

なんやこの気色悪いサムネ。

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介護エッセイ元お笑い芸人@のざき寿(ひさし)
介護は大変。介護職はキツイ。そんなネガティブなイメージを覆したいと思っています。介護職は人間的成長ができるクリエイティブで素晴らしい仕事です。家族介護者の方も支援していけるように、この活動を応援してください!よろしくお願いいたします。