発達障害診断までの流れ
今、この記事を読んでくださっている方の中に、「もしかして自分は発達障害かも?」と悩まれている方がいらっしゃるかもしれません。
そして、診断を受けようかどうか迷っている……。
そんな方のために、発達障害が診断されるまでの流れについて簡単にお伝えしようと思います。
① 原則として、半年以上の通院が必要
② 現在の困りごとの内容と状況について聞かれる
③ 幼少期の生育過程について聞かれる
(場合によって、当時の通知簿を参照することあり、または養育者証言など)
④ 発達障害を診断するためのテストを受ける
⑤ 診断基準に該当するか医師が判断して、診断する
というような流れになっています。
これは、精神科系の診断においては、症状が概ね6ヶ月以上継続していることを基準に診断することが基本となっているからです。(例外はあります。)
なので、今すぐ診断をつけてほしい というわけにはいきません。
そして、ほとんどが受診には予約が必要です。精神科系を訪ねるときには、事前の予約を忘れないようにしましょう。
そして、いざ診断のタイミングになってなのですが、発達障害の診断がつかないこともあります。(これをグレーゾーンと言います。)
それは、診断基準というものがあってそれを満たさないために、医学的には発達障害と診断できないということになる場合があるからです。
ただ、その場合でも日常生活を送る上では困難なことがあるはずなので、悩みどころになってしまいます。
このグレーゾーンに関するお話は次の記事で書くことにします。
【備考】
発達障害の診断については、18歳になっているか否かで診断が変わります。18歳以上の場合は、大人の発達障害と言います。
「大人の発達障害」と「子どもの発達障害」とでは診断できる医師が異なります。
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