エジソンと泥団子
子供の頃はよく夢を見ていた。今でも覚えている夢がある。 それは悪夢だ。
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寝る前にふと、「エジソンの言っていることはおかしかったんだろうか」と疑問が湧き、考えた事がある。 高校生の時分だったと思うが、おそらくこの頃だろう。 寝付く直前になるとこういった疑問が湧くようになったのは。 この時は、思いの外はやく答えを見いだせたので寝不足にならずに済んだ。
この話は有名なのか、検索をかけると、いくつか個人の考察を読むことができる。 しかし、私の見いだした答えは、それらとは違う単純明快なものだ。
「泥団子を2つ作り、それらを合わせると一つになる」
つまり、1+1=1になる。
結論から言おう、この考え方は非常に正しい。 この答えをだすのに、子供の頃、良く言われた話が役に立った。 たいして役になんて立たないだろうと思っていたものだ。
それは、「数学は単位が大事」というものだ。
一般的に言って、泥は、こねることができ、丸めることができ、固めることができ、くつけることができる。 これらは、土の持つ性質だ。このことは、子供だって知っているから、まさかこれを否定するものはおらぬだろう。
泥は、一般的に個数では数えない。 重さで量るから、グラムだ。
重さで量ると思いだすことができれば、「1+1=1」というのを理解するのもそう難しくはないだろう。
この「1+1=1」は、単位は変化しないということを表している。
今、もしかしたら私は、てきとうなことを言ったかもしれない。 深く考えないで聞き流して欲しい。
私が言いたいのは、エジソンが土の性質にうっすらと気づきかけていたということだ。 グラムで説明されればエジソンは、きっと理解しただろう。 この気付きによる疑問を捨てるのは損失になる。
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書きながら、似たような記事がないか探していると、
カフェオレからはじまるイノベーション オトナがますます育つ「考え方」の絵本 翔泳社 (2015/6/13) 田子 學 (著), 田子 裕子 (著)
amazonで売られている本のプレビューが出てきた。
よって、この話はここで終わりとする。
これには、
「数学は、個数で見るのか、質量で見るのかによって回答が異なる」
と書かれている。
残念ながら、泥の性質については語っていない。
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悪夢の単位が気になった今日だった。