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腹を括ってからが、本当のはじまりだと思う
スヌーピーの有名な言葉に、こんなのがあります。「配られたカードで勝負するしかないのさ」ポーカーを人生に例えてるんでしょう。持ち札がどんなにバラバラで、手にならなさそうでも、人生は一度きり。そのカードで勝負するしかありません。
ですが、人間なかなか(特に若いうちは)これが受け入れられない。理屈ではわかっていても信じたくない。だって、あの子はあんなにかわいいのに。あいつはスポーツもできて、人を惹きつける力があるのに。まわりを見れば見るほど、自分には何もないように感じられて、悲しい気持ちになる。
それでいいんです。むしろ、そこからが人生です。ないものを思い知って、泣くだけ泣いたら、今度は自分の内側に目を向けましょう。
何もないと嘆くより、自分には何があるかをとことん考えましょう。
これができるのは、親でも、友人でも、担任の先生でもありません。あなたのことを一番よくわかってるのは(そして、そのことに一番時間が割けるのは)これまであなたを生きてきたあなた自身です。あなたが一生をかけてやる価値のある、あなたにとっての一大事業です。
わたしなんて、これっぽっちしかないと思い込んでませんか。おれなんて、ちょっと〇〇ができるだけだ、好きなだけだと決めつけてませんか。
その〇〇は立派なアドバンテージです。十分なオリジナリティです。持ってるあなたには価値がわからないかもしれない。何十年、ずーっと知ってることだから。自分ではあたりまえだと思ってることだから。でも、そのマイノリティが、これっぽっちが価値を生む時代です。
あなたの小さな発信に「あ、わたしと同じこと思ってる人がいるんだ」「こんな風に思うのは、自分だけじゃないんだ」と勇気づけられる人がいるかもしれない。その一歩がすぐには実を結ばなくても、世界とつながる扉を開くかもしれない。
わたしだってときどき思います。ジャニーズや〇〇坂みたいなら、YouTubeで発信したかもって。でも、そーじゃないかわりに文章を磨いて(これでも磨いてるんです)発信する。なんとか届く文章が書けないかと、なるべく心を動かして、言葉を貪るようにムシャムシャ食べる。
大事なのは、配られたカードじゃありません。そんなのは、自分でコントロールできないんだから。それよりも、どこかで「よしっ」と割り切って、わたしのここは、どうやら人より何かありそうだから(あるいは、好きだから)いっちょ伸ばしてみるかと、エネルギーを集中させることです。
ないものはない。でも、ないばかりじゃない。腹を括ってからがほんとの人生のはじまりだと思う、ことばと広告です。
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