漢検オブスローンズ S1 E1
嵬峨(かいが)に聳(そび)え立つ壁の北側に冥夜の守り人(ナイツウォッチ)の斥候(せっこう・うかみ)が出る所から物語は始まる。そこでホワイトウォーカーと遭遇する。
舞台はウィンターフェル城へ。スタークの椿萱(ちんけん=両親)が階上から俯瞰(ふかん)する中、ブランが弓の練習に厲(はげ)む。
鏃(やじり)は鵠(まと)に刺さらない。
ホワイトウォーカーと遭遇し、逃亡したナイツウォッチの斥候が捕まりエダードが刎頸(ふんけい=くびをはねる)する。
麌(おじか)とダイアーウルフが争って斃(たお)れている。王であるロバート・バラシオンの家の紋章は鹿を肖(かたど)ったもの。スターク家はダイアーウルフを象(かたど)っている。遺されたダイアーウルフの子供たちは、スターク家の兄弟がそれぞれ面倒を看ることになる。
王都では、"王の手"でありエダード・スタークとロバート・バラシオンを育てたジョン・アリンが亡くなる。
その葬儀をみながら、双子であるサーセイ・バラシオンとジェイミー・ラニスターは秘密が露見するのではないかと話し合う。
エダードは神々の森の池でヴァリリア鋼で出来た剣"アイス"を拭浄(しょくじょう)している。そこにキャトリンが来て、次の"王の手"に叙任(じょにん)されるのはエダードではないかと話す。
王ロバートのウィンターフェルへの行幸(ぎょうこう)にともない、ロブ・スターク、ジョン・スノウ、シオン・グレイジョイの三人は髯(ひげ)を剃刀(かみそり)で剃る。
ラニスター家の大旆(たいはい)を靡(なび)かせ王の一行がウィンターフェルに到着する。
スターク家の面々が堵列(とれつ)し王を出迎える。
さらに王に跪(ひざまず)く一同。
ロバート王が鐙(あぶみ)から足を外し鞍(くら)から降りる。そしてエダードと久闊を叙し、スターク家の先祖が祀られている地下の廟堂へ行く。
そこにはかつてロバート王の許嫁であったエダードの妹、リアナ・スタークが祀られている。そしてエダードに"王の手"への就任を打診する。
所かわってエッソス大陸のペントスでは、前王朝の王・エイリス・ターガリエンの遺児であるデナーリス・ターガリエンが紆鬱(ううつ)な様子で外を見ている。金髪、白皙(はくせき)の姚冶(ようや)な女性。
その兄のヴィセーリス・ターガリエンは、ターガリエン王朝の復活・捲土重来(けんどちょうらい)を目論んでいる。
その目論見のためにデナーリスを騎馬民族のドスラク族の王、カール・ドロゴに嫁娶(かしゅ)させ、その軍勢を利用しようとする。
ウィンターフェルでは王を迎えて肉山脯林(にくざんほりん)の宴が張られている。
エダードの落とし子であるジョン・スノウは、キャトリンに冷たくあしらわれ宴に加われず、木偶(でく)を打って剣の稽古をしている。
そこにエダードの弟でありナイツウォッチであるベンジェン・スタークが現れる。ジョン・スノウは叔父であるベンジェンに自分もナイツウィッチに入れてほしいと志願する。
宴の後、エダード、キャトリンの閨房(けいぼう)に学匠ルーウィンが伝書鴉が運んできた文を持って現れる。送り主はキャトリンの妹、ライサ・アリン。その内容は夫であるジョン・アリンの死はラニスター家による暗殺であるというもの。"王の手"となり王都に行くことに不安を覚えるエダード。
エッソス大陸ではカール・ドロゴとデナーリスの結婚の儀式。そこに前王エイリス・ターガリエンに仕えていたというジョラー・モーモントが献上品を持って現れる。
觥(つのさかずき)で何かを飲むヴィセーリス。
ウィンターフェルでは王の一行は狩りに出かける。その中城壁を登攀(とうはん)するブラン。そしてその先でジェイミーとサーセイの雲雨巫山(うんうふざん)を目撃し、ジェイミーに突き落とされる。