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お守りみたいな言葉

どうにも苦しい時、何もかもうまくいかない時、この先どうしていけばいいのか、途方に暮れる時に開く本のページがある。

『チエちゃんと私』(よしもとばなな著)

先のことを考えて取り越し苦労しないでいれば、そのときにはそのときのチャンスが無駄なくやってくるに決まっているのだ。

『物語ること、生きること』(上橋菜穂子著)

すべての道が閉ざされたときに、新しい希望が生まれる。

この2冊には、挙げた言葉のほかにも「それは、そういうものなのだ」と決めつけるでもなく記された言葉があちこちにあって、それを読んでいくと、今の自分を卑下するでも鼓舞するのでもなく、そういう時期なのだと受け止める心持ちになる。

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