言葉が絵になる話しの途中「宮崎滞在制作記」⑬　絵で詩を描くこと

最初に

宮崎県で、現代アーティストの小澤香奈子さんに呼ばれて滞在制作をしています。詳しくはこちらに。

言葉が絵になる話し

詩を朗読をしている時間だけその作品を創っていくという「言葉が絵になる話し」という企画で来ています。

いつもは、僕が描いた詩を朗読しているのですが、その作業の途中に何枚もの落書きが生まれました。

そこから、今、本制作をしています。具体的には色んな落書きやドローイングから、こういう状態になっています。

今回は少し趣向を変えて、この絵を見ながら詩を描いてみました。

その模様はTwitterLIVEで配信しました。

https://t.co/snlybZWXOD

— 久世　孝臣 (@waraukuze) January 26, 2021

昔、作家の舞城王太郎さんが、TYPETRACEというツールを使って、自分がどのように言葉を紡いでいくのかを展示されていました。

ああ！面白い！と思って記憶に残っていたので、自分もやることにしました。

ごんごんごん！

僕は美術館に行って、印象に残った絵の記憶で詩を描くことも多いのですが、完成前の絵で、こういうことを行うのは初めてのことです。

さっ！それでは、張り切ってご覧ください。

絵を見ながら描いた詩がこれです！

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絵をもとに書く①
のぺり

こんにちは。のぺってます。

シャワーを浴びてのぺってます。

こんなにふにゃってしていても。

私は結構すごいんです。

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絵をもとに書く➁
水の底と土の底

水の底ではうらやましそうに眺める奴がいた

土の底では顔も見せずに照れて泣く奴がいた

水の底には水の規則が流れていて

土の底には土の規則が流れていた。

水の底の奴は声を出した

土の底の奴は土を鳴らした

それでこの木が生まれた。

この木の上と下で二人の奴は満足そうに眠った。

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絵をもとに書く③
聞こえないふり

戻れなくなるよ　　

聞こえないふり

そろそろここは白になる

白になるまでここと遊んでお別れするの

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どうですか？この絵っぽいなぁと思いました？

それとも、あまり関係ないと思いました。

僕が絵を言葉にするときは、「絵が言葉になるのを何も考えずに待つ」

ということをします。

待ってると勝手に言葉が浮かんでくるんですね。

皆さんも良かったら絵を言葉にしてみてくださいねぇ！

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