雑記170415
「薄紅の夕暮れ」
休日。充実した一日を過ごしたと思っていた、その感覚は本当なのに。予定を終えて帰宅する途中、薄紅の空を見ていたら、何故だか少しだけ寂しくなってしまった。そういう日もあるのでしょう。
旅に出るよ、と言った知人の言葉から、遠い世界に思いが飛んでしまったのかもしれない。世界のどこかでは迎えているだろう朝と、世界のどこかでは迎えているだろう夜と、暮れていくこの場所の今が、ふとした瞬間に繋がってしまったかのように。
まるで谷川俊太郎さんの詩のようだな、なんて思いながら、それにしては明るくない自分を振り返って、私は朝を送っているのではなくて、きっと夜を送っていたのだろうと何となく思う。
#エッセイ #コラム #のようなもの