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内藤 奈美
2017年4月13日 10:46
いつも乗り換えで立ち寄る駅は、ホームの半分くらいがトンネルに隠れる形になっていて、晴れた日にはその切れ目の「入口」に、切り込むように斜めに差す陽の光がきれいです。 やっぱり日当たりが良いのか、そのあたりの線路脇にだけたくさんのたんぽぽが咲いている。あれ、本当にたんぽぽ?というくらい首を長く伸ばした子がいたりして、やわらかい風に揺れている様がなんだかほほえましい(たんぽぽじゃなかったりして)。
2017年4月20日 23:19
「素直であるということ、受け取るということ」素直でない耳は、大事なことほど聞き逃す。素直なつもりの耳も、ほんの一部しか聞きとれない。 聞いたまま受け取って、身体が頭が反応してくれたら理想だなあ。自分の感覚と頭脳をなるべく通さずにすとんと理解して、再現できたらいいのにな。 それはそれで面白みがなくなってしまうのかもしれないけれど、まずは素直に。つもりではいけないな、と少し反省した夜
2017年4月20日 10:47
「諦めが必要なとき」 我慢をしすぎてしまうと反動のようにその後拒否をしてしまうことがあって、そんな自分にいつも辟易とするのです。 欺かれたと感じてしまったあのとき。信じてもらえていなかったと、感じてしまったあのとき。 だけど、真実はどこにあるのだろう。ただしさは、どこにあるのだろう。間違った感情は、果たしてあるのだろうか。 お互いにとってはどちらも「ほんとう」で、傷つ
2017年4月18日 15:31
「あめふるよるに」窓の外から聞こえてくる雨の音を、ぼんやりしながら聞いていた。世界は雨粒に満たされて、思ったよりも肌寒くなった夜にひとりの時間を過ごしていると、とりとめのないことを考えてしまう。水の音は不思議だ。それでも、気分はとても穏やかだと気付いた。真面目であることは、ときに遠回りと捉えられることが多くて、言い方を変えれば回りくどいと思われることもあって、他人からそう言われるこ
2017年4月15日 18:57
「薄紅の夕暮れ」休日。充実した一日を過ごしたと思っていた、その感覚は本当なのに。予定を終えて帰宅する途中、薄紅の空を見ていたら、何故だか少しだけ寂しくなってしまった。そういう日もあるのでしょう。旅に出るよ、と言った知人の言葉から、遠い世界に思いが飛んでしまったのかもしれない。世界のどこかでは迎えているだろう朝と、世界のどこかでは迎えているだろう夜と、暮れていくこの場所の今が、ふとした瞬間に