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内藤 奈美
2017年5月21日 19:07
以前舞台で共演したことのある知人の踊りを久しぶりに観て、思ったことがある。彼女の動きはまるみを帯びている、ということ。まるい空間を作る、踊り。包み込む、というのとはまた少し違う。それは伸ばした手の、その指の先にある空気がふわりと押し出されるような。揺れる柔らかな布が空気を含んで、ふっと膨らんでいくような。そしてするすると、彼女を取り巻くエネルギーとも言える空気が、動きと共に空間に混ぜ込まれ
2017年5月6日 18:44
玄関先のアネモネが綺麗に咲いていたので、大橋トリオ『アネモネが鳴いた』を聴きながら散歩をしています。大橋さんの歌詞は奥様が書かれているとのこと。柔らかく、美しい言葉が好きで、詩としても素敵だなと思います。夕暮れはやさしい。歩調に、ゆるやかに流れていく景色が言葉をくれることが多くて、あるく、というのはとても好きです。景色と気分に合わせて聴いている音楽を変えていくと、いつも見ている景色も違う顔を見