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#自由詩
詩 『可視光線』 (2022)
可視光線
その空は青いのか。
半年ぶりに休みが取れた日曜日
地球はどこまでも平らかで、
球体、ということを忘れさせる。
公園のベンチできみを見ていた、
それは一種のメロウな呪いで
錯覚という幻影の中で
眠らない夢を抱いている、
体はいつも正直だから
きみに嘘は吐けなかった、
真摯で陳腐な文字が遠くで
私を否定している、
きみはいつも柔和に笑って
足元の土を指先で突く、
凸凹なの
可視光線
その空は青いのか。
半年ぶりに休みが取れた日曜日
地球はどこまでも平らかで、
球体、ということを忘れさせる。
公園のベンチできみを見ていた、
それは一種のメロウな呪いで
錯覚という幻影の中で
眠らない夢を抱いている、
体はいつも正直だから
きみに嘘は吐けなかった、
真摯で陳腐な文字が遠くで
私を否定している、
きみはいつも柔和に笑って
足元の土を指先で突く、
凸凹なの