星と踊る
夜風が纏わり鎧に変わる
重さは感じない
金属はすでに時代遅れ
僕に敵うやつは一人もいない
両耳にはイヤホン、もちろん有線で
ほら見てよ、野良猫たちが道を開ける
足取りだって覚束ない
このダンスは誰にも真似できないから
無限のフロアで透明なあいつと1、2、3
時間ならある
振り返りは困ったときだけ
今は試行錯誤が楽しいから
吹き付けた風に揺れるだけ
ただそれだけ
こちらの歩道は僕のもの
あっちのコンクリートはもう飽きた
脱ぎ捨てた鎧はあげるよ
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