希望とヒヤヒヤと、学びがあった、初挑戦のあとがき。
先日、こんなnoteを書きました。
仲が良い大学の先輩から、「黒りすっぽくないタイトルだなと思ったよ」という(内容についての感想ももちろん一緒にいただきました)メッセージをもらい、自分でもそう思いますと返しました。
わたしは今まで、「誰かのタイムラインを少し幸せにする」をモットーに呟いたり、noteを書いたりしていました。幸せな言葉や、クスッと笑えるエピソードを発信すれば、どんなに暗い話題で持ちきりになっているタイムラインでも、1ツイート分だけ明るくなりますよね、理論上。
もちろんツイッターは、ひとり言を呟く場所です。みんながみんなフォロワーのタイムラインを気にしてツイートをするべきだなんて思いません(最低限の配慮は別として)。しかし、わたしは黒りす🐿というアカウントをこの目的で使いたかったし、そのために「どんなにひねくれた解釈をしても悪く捉えられない」ようなことを発信することが多かったです。
しかし最近、就職活動をし始めたこともあって、自分は社会の中でどんな場所にいるのだろうかと考え始め、少し意識が変わりました。
コピーライターを目指している大学生、アメリカの大学に通っている日本人大学生、哲学を学んでいる大学生、コミュニケーション学を学んでいる大学生、それぞれ多くないにせよ、わたし一人ではないカテゴリーです。
しかし、広告に興味があって、英語で書かれた論文を毎日読んでいて、人種やジェンダーの話題に関する勉強をし、幸せとか正しさとかふわっとしたものについて夜な夜な考えているのは、おそらく自分だけなのではと気づいたのです。
そんなわたしにしか見えていない景色が、あるのではないかと。
そして、もしその景色シェアすることによって世界が少し良い方向に向かうなら、それを発信してみてもいいのかもしれない。というか、したい!
そう思い、宿題も放置して上記のnoteをガーッと書き上げました。
とはいえ、憧れている人が、憧れている会社で作った広告に対してネガティブな意見を言うのは、だいぶ怖かったです。
わたしは、批評と否定は大きく違うと思っています。
どんなものにもいい点と悪い点があり、見る人を変えれば、時代を変えれば、違った見方になる。批評は、それを前提とし、こういう見方もあるよね、あんな見方もできるよねと、対象に敬意を払いながらいろんな見方を模索すること。否定は、正当な理由があれ、ただ自分の好みの問題であれ、そのもの自体のいい面も含めて、これはダメだと言い切ること。
わたしはそう思っていて、そして今回は「批評」をしたつもりでした。
しかし、ネガティブな意見で嬉しい気持ちになる人がいないのも事実。炎上という文字を含むタイトルがタイムラインをスクロールする際に少し目に入ったことで、誰かの気持ちを少し悲しくさせてしまうかもしれない。
それでも、自分が正しいと思うことを主張したいという欲求、そしてきっとこの主張が良い結果ももたらしてくれるという希望が勝ったので、ヒヤヒヤしながら公開ボタンを押しました。
結果は、よかったのか悪かったのか。自分でもよくわかりません。
ある程度読んでもらえる内容にしようと頑張って記事を作り込み、結果ツイッターで拡散され、今までで一番スキをいただいたnoteになりました。
心配していた製作者のうちの一人からは「誠実な批評」という言葉をいただけたので、わたしのしたかったことが伝わったと信じています。
わたし宛にメンションがついた感想では、学びになった、確かにと思ったなど、好意的な意見が並んでいたので嬉しかったのですが、URLで検索をかけると内容の一部やタイトルの釣り感などを批評してくださっているツイートもありました。
「否定」は、わたしが見える範囲では、いただきませんでした。後者のものも、わたしに見えないようわざわざメンションを外し、自分の意見を述べているものだったので、その気遣いがうれしかったです。
とはいえ、「言いたかったのはそうじゃなくて...」と話し合いたくなる意見を読んだり、あの人がなんの反応もしていないのはやはり内容が気に食わなかったのかなという悪い想像をしたりして、ただの大学生の意見を多くの人が読んでくれるツイッターの可能性を感じながら、少しモヤモヤもしました。
難しいですね。自分でネガティブな内容を含むnoteを書いたくせに、ネガティブな反応をもらうとどうしても傷ついてしまいます。
でも、自分の意見が「批評」されることを恐れず、きちんと言葉にすることができたこと。
文章という限界がある道具を使って、言いたいことを誰かに伝えることができたこと。
そしてその言いたいことが、(おそらく)一瞬でも誰かの気持ちや認識を変えることができたこと。
それらを踏まえ、今回のnoteは書いてよかったと思っています。
とはいえ、やはりわたしらしくはあるけれど、黒りすらしくないと思うので、またしばらくは「誰かのタイムラインを少し幸せにする」を意識して言葉を紡いでいきます。
モヤモヤするとずっと考えてしまうので、一度区切りをつけるために、このnoteを書いてみました。
読んでくださった方ありがとうございます。今回のnoteをきっかけに、ツイッターやnoteを新たにフォローしてくださった方もいたので、以前から読んでくださっている方も、ほぼ初めましての方も、これからよろしくお願いします!🐿
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