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ドラマ『ひだまりが聴こえる』最終回の台詞

テレビ東京ドラマ『ひだまりが聴こえる』最終回から、クライマックスの台詞などを残します。


sig-n会議室、マヤとの会話にて

太一「(略)研修とかやってるとさ、こっちが言いてぇこととか『ちゃんと伝わってんのかな?』って思う時あって。でさ、聴こえてる同士でもそんななのに、聴こえてない奴はさ、もっとそういう気持ちになってんだろうなって思って。そりゃあストレスも溜まるだろうし、自分の殻にも閉じこもりたくなるよな。航平も最初の頃そうだったし。
けどあいつ、すげぇいい顔して笑うからさぁ。あの顔見たらもっともっと笑わせてやりてぇって思って(略)」

夏祭り、橋の上にて

航平「ねぇ、太一」
太一「ん?」
航平「久しぶりだね」
太一「ああ」
航平「忙しいんだよね?」
太一「まぁ…うん」
航平「連絡できないくらいに」
太一「いやでもそれはお前だって」
航平「できないでしょ、俺からは」
太一「何でだよ?」
航平「太一が頑張ってるの邪魔したくなかったし」
太一「……」
航平「……」
太一「ヤスから聞いたよ。新しいノートテイカーの奴と上手くやってるんだって?」
航平「…うん……仲良くやってるよ」
太一「そっか…よかったな」
航平「……会いたかったよ」
太一「……」
航平「ずっと太一に会いたかった」
太一「……航平……俺さ…」
航平「ねぇ太一、またこうやって会ったり出来る?」
太一「……」
航平「友達としてさ」
太一「ああ、当たり前だろ、何言ってんだよ」
航平「よかった」
太一「あ、俺そろそろ帰るわ。じゃあな」
(太一、足早に去る)

夏祭り、打ち上げ花火の見える階段にて

太一「航平? 何でお前…」
航平「だって、このまま別れたら、もう二度と会えない気がして」
太一「……」
航平「もう俺は1人じゃないよ。向こう側にも、居場所があるってわかったから。太一が俺に、それを教えてくれたから」
太一「……」
航平「でも、それでもやっぱり俺は太一と一緒に居たい。我慢しようと思ったけど、やっぱりダメだ。友達としてじゃなくて、……好きだよ。今でもずっと太一のことが好きだ。いつも太一のことずっと考えてた」
太一「……」
航平「また、こんなこと言ってごめん」
太一「は!? 何だよ! そうやっていつも先に謝んなよ! 俺まだ何も言ってねぇだろ!」
航平「……」
太一「俺だってお前のこと好きなのに、ずっと会いたかったのに」
航平「……」
太一「お前は俺のことなんか必要ないかもしんないけど! それでも俺は! お前と一緒に居たかったんだよ!
航平「今、言ってるのって俺のこと?」
太一「当たり前だろ! お前以外に誰が居んだよ!!」
航平「だって、だってそんなの……
ホントに? 冗談じゃなくて? 俺の聴き間違いじゃなくて? ……わからなくて、ちゃんと聴こえてるか自信ないから、太一の声まで疑って…」
太一「好きだ!! 好きだ、航平」
航平「……」
太一「何度でも、全部お前に届くまで、言ってやるから」
航平「……」
(太一、航平をハグ)

書き下ろしのオープニングテーマから

目覚めてく本能は
もう引き止めれない
It's over!

単調な毎日だって アドベンチャーのようにさ
そう 君と視線が合えば ほら光溢れ
大丈夫 太陽よりも 君は眩しい
呼び覚まそう さぁ解き放とう SUMMER LION

flumpool「SUMMER LION」