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人生の豊かさとは

こんにちは。11月に入りました。年末に一歩近づいた感が一層深まる時期ですね。11月は自分の誕生日もあり、なんとなく心の中ではワクワクしてしまうようなところもあるのですが、こうやって自分で自分の仕事をしていると、この1年間はどうだったかな、と振り返り始めるのにぴったりな時期なのです。「振り返り」と言っても、こんなに素敵な方達と出会えたな、とか、こんなことをやってこんな収穫があったな、とか。また、来年はこんなふうにしていこうかな、って程度ですが。

そんな前置きはさておいて、先日竹中俊くんのインスタグラム投稿を読んで、「人生の豊かさ教育を見直すべきですね」とコメントしました。「人生の豊かさ」とは何か、考えたことがありますか。何をもって「豊か」と呼ぶのだろう。人それぞれ違うと思いますが、まず、このように「豊かさ」について考えること自体が、豊かさにつながるのではないかな。

今はインターネットの普及、メディアもいろいろあります。それによって、私たちの目に入ってくる情報は30年前とは違って莫大な量ですよね。とてもありがたいことです。ただ、そんな外の情報に触れているだけで外を知っている気になってもいけないし、そればかりに気を取られて足元、つまり自分の身の回りのことが疎かになってもいけない。そのバランスが難しいところかな、と思います。

自分たちが当たり前のように、毎日3食いただくことができているその裏側の世界では、食料がなくて、短い命の終わりが目の前に見えている人たちもいて。そんなことを「情報」とか「知識」としては知っているけれど、それに対してどう考えるか。自分が知っていることをどう扱うか。それが豊かさへの鍵になるのかな。

情報だって、正しい情報もあれば、間違った、あるいは嘘の情報だってたくさんある。じゃあ、自分で見て確かめれば良い。逆に、自分が持っている知識をどのように正確に伝えるか。受け取る相手に伝わるようなことばを使ったり、自分でその知識に対応した行動をとることで伝えたり。

この世の中には、考えることがたくさんあります。なのに、それらを当たり前のようにこなす我々がいます。本当は当たり前でもないのです。自分を軸に考えるから「当たり前」になっている。でも、周り、あるいは少し視点を変えて見たりすると、当たり前ではないことの方が多いのです。

今の若者たちには、今のうちにいろんなことを考えて、当たり前が本当は当たり前じゃないかもしれないことを、自分の目で見たり体験したりしてほしい。そういったことが人生の豊かさにつながるかもしれないから。

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