№61 ちゃんと いわないと ぼくは わからないよ。
2024年5月15日分
次男の小学校生活も、はや2ヶ月。
難聴学級を新設してもらい、学校や担任の先生に多大なるご協力をいただいながら、共に試行錯誤の日々が続いています。
ひとつ言えるのは「難聴学級を作ってもらって良かった!」。
これに尽きます。
難聴学級と交流学級(通常クラス)を行ったり来たりしており、疲れがたまって表情が曇りがちな日もありました。しかし、こういう時こそ(母の)頑張りどころです。覚悟を決めて新設いただいた難聴学級、次男はもちろんですが、次に続く難聴児たちの学びの環境を、段階的に進めていくしかありません。
「難聴の方が100人いたら、100通りの支援方法がある」と言語聴覚の教授が仰っていますが、まさにその通りですし、先生や学校側と信頼関係を築いていきながら、日々あれこれチャレンジしてまいります♡
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課題もたくさんあります。
いろいろ試して、思うようにいかなかったこともあります。
確実に言えるのは、先生方やお友達との日々のやりとりを通じ、困ったことや嫌なことは、黙るのではなく自分の言葉で説明する姿勢が身についてきていることです。
ある日、次男が私に言いました。
「ちゃんと いわないと ぼくは わからないよ。」
いろいろな意味が含まれると思います。
しっかり話さないと、そもそも聞こえづらいこと。
聞こえていても、理解できないこと。
(音量や発音が不明瞭といった理由で)理解できないこと、などなど。
すごく考えさせられる一言でした。
生活面でも激動の変化です笑。
全く口にしなかった牛乳も全て飲むようになったり、
偏食だったのに給食を完食する日も増えてきました。
ちょっと話題がそれますが、先日、夕食時に野菜中心のメニューが無かったことから
「おかあさん やさいがないよ?」とツッコミを受けたり笑。
一緒に課題(宿題)に取り組もうとした際、仕事で電話が入った時は
なんと!私の代わりに兄が課題をみるという展開も♡
こんな日が来るんですね笑。
最後に、担任の先生から教えていただいたエピソードをひとつ。
次男「おかあさん きょうは おしごとで、はかたにいくといっていたよ。」
先生「そうなんだ、おしごとでいくんだね。」
次男「うん。しゅざいって。」
100点!笑。
最近は、取材行ってきたよ~と言うと、「まつもとせんしゅ?(デフサッカー日本代表)」と返答します。違うけど笑、ハナマル!!!