№5 永遠のヒーロー
2022年2月23日
こんにちは! 広報・河原です。
先日の岩尾の投稿は「ささやかな感動は何ですか?」で締めくくられていましたが、私のささやかな幸せは、次男が歌っている姿を見ること。「難聴児は歌が苦手」と言われますが、全力で楽しそうに歌う姿は微笑ましいを通り越して迫力十分です笑。
(例)「科学戦隊ダイナマン」(スーパー戦隊シリーズ第7作目)
「ダイダイダイダイ ダイナマン
ダイダイダイダイ ダイナマン
爆発! 爆発! 科学戦隊ダイナマン」
次男が歌うと、最後のフレーズがこうなります。
「ばくはつ どぅんどぅん ばくはつ どぅんどぅん かがくせんたいだーいーなまーん!」
爆発!の後に入る「ドンドン(効果音)」の方がよく聞こえているようで、「どぅんどぅ
ん」に気持ちが込められ、ダイナミック・ダイナマイトをコンセプトとするダイナマン感が増しているようにも感じられます笑。
昨年の夏、歴代スーパー戦隊&仮面ライダーが出演する『スーパーヒーロー戦記』という映画を観に行きました。次男にとっての初めての映画館、きっと本人より母の方が緊張していたと思います。暗いから怖がらないか、大きなスクリーンや音に驚かないか……。シミュレーションとして、前日にこんなやりとりをしていました。
「明日は 映画に行くよ」
「どこ?」
「映画だよ。マークイズ(商業施設)に、大きい大きいテレビがあるよ。お兄ちゃんも一緒に行くよ。暗い部屋に、大きいテレビがあるけど、みんなで見るから怖くないよ。」
「うどん たべる?」
「食べるよ。食べてから行こうね」
おーい。興味は初映画より毎度おなじみ丸亀製麺のぶっかけうどん(冷)かーい。
そして迎えた当日の朝。
スケジュール通りうどんを食べ、いざ映画館へ。テンションが上がっているのがわかります。さあ、いざ上映される部屋へ! 泣かないで、泣かないでよ?
「おおきい! おおきいね! おおきいテレビがあるね!!!」
「うみだね! うみだね!」 ←東映のオープニングにある海と岩と波
完全に想定外でした。
心配どころか、スクリーンに釘付け。心配していた爆音にも大爆笑。わからないヒーローが登場してきたら兄に聞いたり、教えたりする余裕まで見せていました。
大丈夫かな? と勝手にハードルを上げているのは親かもしれません。療育でもよく言われることですが、何事も経験だなと思いました。
母が幼少期の頃夢中になった、ダイナマン。数十年の時を経てもさまざまなことを教えてくれるヒーローです!
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